三代目
「売り家と唐様と書く三代目」ということわざをご存知でしょうか。
初代が苦心して財産を残しても、二代目を経て、当主が三代目にもなると没落。
ついに家を売りに出すようになるが、その売り家札の筆跡は唐様という書体でしゃれている。
遊芸にふけって、商いの道をないがしろにする人を皮肉ったことわざです。
しかし、売り家にした三代目からすれば、その結果は必然の結果かもしれません。
努力して一生懸命に生きてきた結果がそうなってしまったと。
家の流れが三代目を生んでいる事実があります。生きる上での免疫力の欠如がその現象を生みます。
家三代
初代は能力があって、ある意味、能力あっての運が味方をします。
二代目は能力も運もほどほどにあります。
三代目になるとたとえ能力があっても運が味方をしてくれません。
徳
運は“徳”という言葉にも置き換えることができます。
この占術ではこの“徳”を真剣に考えていて、家三代の興亡の法則の中で初代、二代目、三代目という位置は“徳”が興亡の引き金(トリガー)となっていると考えています。
“徳”は祖父母と父母からの遺伝子にあります。
始祖の樹門幸宰(大先生)は名前でみても、現象でみても、初代運です。
大先生の五十代までは両親の早世、倒産をしたりなどの苦労の連続だったのですが、なぜその苦労を負う必要があったかというと、一言でいえば、その五十代までは“徳”が無かったとか、“徳”の巡り合わせが無かったのです。
巡りあわせ
大先生がドン底時代に街で数十年ぶりに学生時代の友人と会った時の話です。
学生時代での学力はその友人よりも少なくとも大先生の方があったのに、それなのにその時の境遇はまったく違っていて、友人が成功している状況にうらやましい反面、とても悔しかったと冗談まじりに話しています。
その時は自分の不甲斐なさを嘆いたようですが、今からすればなによりもその“徳”のめぐり合わせを呪っていたのかもしれません。
徳がある期間
現在人生約80年(81年)時代だとすれば、「初代」は人生の前半・中盤が不遇で、後半の54歳以降に“徳”のめぐり合わせがおきます。
二代目は人生の中盤にあたる54歳までは“徳”が続きますが、人生の後半には“徳”が費えます。
では、三代目の人に“徳”がある期間はいつからいつまでになるのでしょう。
正解は男性も女性も人生の前半にあたる0歳から27歳までは“徳”があります。
三代目の女性の人生
三代目にあたる女性が送りうる人生の二つのケースを考えてみます。
三代目であれば男性も女性も運=“徳”がない、もしくは少なく、子供の代へとつながりにくいという共通項があります。
三代目の女性~其の一~
三代目にあたる運勢を持つ女性は独身を貫くキャリアウーマンにも見られます。
一般論として(実質的な)結婚についてあまり深く考えてしまうと結婚する時期を逸してしまう傾向があります。仕事に生きることを選んだキャリアウーマンの中には、結局、独身を選択する人が少なからずいるはずです。
そして“徳”がなくなってしまう人生の中盤や後半を運に頼らず実力だけでいきていかなければなりません。その意味では能力だけで生きていく三代目の運勢はとてもシビアです。
三代目の女性~其の二~
三代目は女系の中にいます。
女系とは女性が軸になって家の中の財産を管理する代のことです。女系の中にいる三代目の女性はたとえ性格は強くても運勢は弱くなります。
もし結婚をして、子供が生まれて専業主婦の道を選んだのであれば、あなたはあなたの夫の生産力に頼らなければなりません。
しかし、その夫は女系の中にいる男性となりますので、生産性にはあまり期待はできず、結果的に運勢は弱くなります。あなたやパートナーが優秀であってもなんらかの理由でそのようになるのがセオリーといえるでしょう。
三代目の後に
其の二のケースの続きをいうならば、子供が生まれても順風満帆にはなりにくいのが現実となります。しかし、そこに生まれてくる子供の中には苦節忍耐の末に初代運の子供が生まれてくるのです。そして家の興亡がまたはじまります。
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