三つの幸せ
幸せな人生と聞いて、どんな人生を思い浮かべますか。
『夫や妻などパートナーに恵まれた人生』をそう思う方もいらっしゃるでしょう。
闘病生活の末に健康のありがたみを知りえたのなら、『健康に恵まれた人生』と思う方もいらっしゃるでしょう。
さらには『金運に恵まれた人生』を思い浮かべる方もいらっしゃるでしょう。
要するに幸せはみなそれぞれでしょうが、樹門流占術では健康な体で、経済面で苦労せず、愛情に恵まれる人生、そしてそれが継続することを“幸せ”としています。
『健康』がパスできたら、次に働くこと『経済』となります。今度は経済なくして『愛情』を維持することはできません。極貧であれば、愛だの恋だのを言っている暇がないからです。
「愛があれば大丈夫」という言葉だけではどうにもこうにもいかなくなります。
つまり、生きていくためには大なり小なりお金が必要です。
衣食住、どれをとってもお金がなければ一般的な水準を保つ事は難しいはずです。
”非”理想の金運
当占術の理想とは異なりますが、欲しい物を我慢せざるを得ない生活よりは、余裕のある生活。さらに言えば、人がうらやむような裕福な暮らし。
お金はどんなにあっても邪魔にならない、という考え方。
我が子に「幸せな人生」=「金運に恵まれた人生」を歩んで欲しいと願い、姓名判断で金運に特化した画数で命名するやり方が一部の既存の姓名判断の命名法だったと認識しています。
理想の金運
当占術(樹門流姓名判断)の理想としては、お金に不自由のないというよりか、お金で苦労をしない人生を理想の金運としています。
貧乏をすると、毎日その生活のことばかり考えるようになります。そうすると知恵や頭の回転が衰えてしまい、賢い人でも愚かになるというコトワザ「貧すれば鈍する」の通り、暮らしが貧しくなれば、心までも貧しくなるものです。
お金を得ることはやましいことでもなんでもありませんが、お金を得ることによって、他人の面目や人格までつぶしたり、否定したりと裕福になりすぎた場合に人間の弱さとして出てくる浅ましさのようなものがとても危険なことだと考えています。
富を得た人間のワガママやエゴ的な所業が後々の子孫に影響を及ぼすことは必定だからです。
どの家にも現在もしくは過去に貧困の時代があったはずです。
おじいさんが栄えた。父が栄えた。逆に祖父母は貧乏暮らしでした。
それはどんなに栄えた家でもうらぶれたり、名誉だけが残る時代がやってきます。
永遠に栄える家は当占術の理論上ないと判断するからです。
栄えるのはいいことだとしても、その反動である貧困はいつか必ずやってくるのです。
その反動を恐れて私たちは「生活を支えるほどの財」という金運を良しとしているのです。
名前から金運を調べる
では、健康や愛情ともう一つの幸せの要素、『金運』の有無を名前で調べられるのでしょうか。
樹門流占術の姓名判断でわかるのは一つ目が、その名前に含まれる能力、性格や人生要素です。二つ目に、同じく名前に含まれている家系の中でどのような流れでつながってきたのか。祖父母がいて父母がいて自分がいる、というのは宿命です。まさに“運”そのものです。
前者の性格的要素だけを捉えて、「金運がない」という答えは百歩譲ってあきらめがついたとしても、後者の家系のつながりで「金運がない」と言われたのならあきらめられるものでしょうか。
視点を変えてみましょう。
あなたのお父様が何も無かったところで徒手空拳で才能を磨き認められ、苦労の末に巨万の富を得たとします。
名前を樹門流姓名判断で調べると『初代運』と判明しました。
あなたのお父様には「金運」がありました。
ちなみに名前から『初代運』『二代目』『三代目』というのがわかります。
これが上で申し上げた家のつながりのことです。
『初代運』は家を興隆に導いた人。『二代目』は初代の財を維持した人。『三代目』は財が目減りして家自体を維持できるかどうかの瀬戸際の代となります。これを「家三代の興亡」といって名前によって栄える代と衰退する代が判明します。
『初代運』のお父さんの息子であるあなたの名前が『二代目』の名前であれば財を維持する運勢があなたの運勢の中にあるはずです。
次にあなたの名前が『三代目』であるならば、人生が不発に終えるか、一定期間で全盛期を築く可能性があります。
家系のつながりは運勢的に三区分に分けることができます。
ただがむしゃらに働けばお金持ちになれるというわけではなく、怠け者はもちろん論外ですが、誰でも、どんな運勢の人でも懸命に働けば財産を築けるわけではなく、やはり生まれ持った運勢が絡んできます。
しかしながら、名前に能力が含まれるとしても、その与えられた能力は磨かなければなりません。
といっても高学歴である必要性はなく、ここでいう能力は生きる上でたくましい相応の適応力です。まずみなさん一律に能力を磨くことはとても重要なことです。
たとえば、あなたがとても優秀であっても、三代目であるがゆえに人生が自分の思い通りにならなければそれでおしまいでしょうか。決してそうではありません。あなたの知識や教養はやがて子や配偶者を救うことになるかもしれないからです。
結論としては名前で貧富の差というか、能力が生かせる環境や人生に差が出てくることは否定はできません。
遺伝の法則
祖父母の代から感情のDNAを引き継いでいます。『運勢は遺伝で成る』ものです。
歴史上の人物の徳川家康で説明をします。
彼は、能力は優秀でしたが弱小大名の子として生まれました。
家康は幼少期に大変な苦労をしています。
祖父「松平清康」は25歳で暗殺され、家康の父である広忠も24歳で暗殺されます。残された遺児である家康はわずか9歳。その後、所領の三河は実質的に植民地化され、前後して家康は隣の大国の今川家に人質に出されます。
家康はやがて困難を乗り越えて、今川氏から独立し、織田信長と同盟を組み、豊臣政権下でも磐石な地位を手に入れました。
そして秀吉が亡くなった後には関が原で一世一代の勝負し天下をおさめます。ご存知の通り、家康は徳川幕府260年の歴史を築きます。
断りとしては天下を盗ることが理想ではありませんが、彼の事績の成り立ちを考えるとどうしても劣勢に劣勢を強いられた家系が必要だということです。
このように、人は祖父母の代からの影響を強く受けて生まれてきます。
「金運のある人」も同様です。自らが成した結果で経済的に豊かな人生となる人、お金を有効活用した結果で財を成す人は、その原因を祖父母の代から受け継いでいるのです。一朝一夕で財は築けるものではないのです。
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