遺伝のしくみ
理科学研究所からとても興味深い論文が発表されました。
「“線虫”が経験したストレスが子や孫にまで、そのストレス経験値に耐える力(耐性)を継承する」という概要です。
詳細は後にしますが、なぜ理科学研究所の論文を引き合いに出したのでしょう。それは、この占いの概要に理由があります。
数ある占いの中で、樹門流姓名判断は、”遺伝”が核を握っている唯一の占いです。
人の人生は、親から子への遺伝、そして祖父母からの隔世遺伝が下(もと)でつくられる占術内容です。
なお、運勢の強弱は原則、隔世遺伝が運勢の根幹、すなわち隔世した遺伝を下地に、次いで父母からの遺伝が影響します。
隔世遺伝の例を一つあげます。
祖父母が離婚をして骨身にしみるほどに辛く寂しい思いをした場合、孫に「斜め型(B型)」が誕生しやすくなります。
すると、「斜め型」のその孫は“自然と”そのような寂しさを味合わないよう、誰からも好かれる天真爛漫で人気スター、快活な性格となるケースがあります。
そして(人一倍)離婚をしないように相性が生じるパートナーを見つけようとします。
実際には、目的を達成して(祖父母とは違って)夫婦生活をまっとうする人もいれば、祖父母と同じように離婚をして寂しい想いに至る人がいます。
樹門流の運勢の遺伝とは、離婚して寂しさを得た、そのことを強く悔いたというマイナス面が引き金となって、孫をもってプラスに転換できるように、孫の運勢は遺伝によって仕向けられます。
つまりは、遺伝子が考えた“生き残り策”が名前(運勢)に如実にあらわれます。
すると孫は“生き残り策”にしたがって、自然とプラスにすべき要素を持った頭脳へと制御されて人生を歩みます。
一般的に遺伝とは肉体的な要素のことを指しています。
ですが、始祖樹門幸宰は40数年前から、先に申し上げた通り、精神的な遺伝によって、私たちの人生、運勢が成り立つと定義しました。
肉体的な遺伝とは同形同質なものを伝えます。骨格や髪の色、目の大きさなどです。
しかし、当占術は肉体的遺伝のほかに、精神的な情報も遺伝されるとしています。
その遺伝情報は、マイナスの想いをプラスにするために頭脳を制御します。
祖父母は寂しい思いを味わった→孫は寂しい思いをしないような性格=人気スターを目指す。
また、別の運勢の仕組みは、祖父母が敗北感から劣勢を味わった→孫は勝気負けず嫌い、科学合理の性格になります。結果としては、精神的遺伝は異形で異質、すなわち反動作用の内容が頭脳を制御します。
なお、頭脳は性格を決め、その性格が人生をおこします。これらの集合が運勢となります。
樹門流姓名判断では、祖父母が生きにくいと感じた魂(精神的遺伝子)が刻まれると、子孫にその想いが遺伝します。
先の例では離婚して寂しい想いを味わった、孤独に苛まれた祖父母であれば、自分の子でプラスにしようとトライします。
しかし、子の代でトライしたものが叶えられず、孫でもう一度リベンジをしようとします。
その二代における間でそのマイナスの想いは圧縮され、孫は強い使命を持つようになります。隔世遺伝の運勢が核をしめるようになるのは以上の理由からです。
理化学研究所の実験内容
今回の理化学研究所の実験は、線虫がストレスを感じ後天的に耐性を得て、そしてその性質は子にも継承するという内容です。
親が獲得した強い耐性は、ある条件下で、子や孫にもDNA情報からその耐性を誘導したというのです。
線虫の実験において親の線虫が幼虫時に絶食や塩まみれ、金属まみれのいわゆる生きにくい場所を経験して育つと、大人になって同じ環境を与えても高い生存率を示しました。一度得た耐性は後にでも耐性を得ているわけです。
実験の肝はその次です。
それらのストレスを受けた線虫の子に注目。その子供自身は生きにくい環境のストレスを経験していないにもかかわらず、負荷のかかる環境においても高いストレス耐性が備わっているのです。
さらに驚くべきは、ストレス耐性は減少するものの、孫にまで継承されるというのです。
参考
参考資料:線虫が親から子に伝える「記憶」宇野雅晴氏生命誌ジャーナル
先の理科学研究所の線虫の実験は、世代間にわたる環境への適応力は遺伝情報を世代間で変えるわけではありません。
親から受け継いだ遺伝情報をオンにしたりオフにしたりと、調節している遺伝子のスイッチ(エピジェネティクス)によるというものです。
そして環境からの情報を取り込むことで生じた一部のエピジェネティクスは、なんと次世代へと遺伝することが明らかになってきたというのです。
親が得た環境要因で得た獲得形質が、子や孫にも同質の遺伝子のスイッチを伝えるということになります。
一方の樹門流姓名判断では、親が人生の中で得た不都合と感じた精神的な経験値は子や孫に異形で異質な性格や運勢へと拡がります。名前が運勢を制御するという考えを持っています。
運勢の制御を司る『名前』は、エピジェネティクスのONOFFの概念に似ているかもしれないのです。
科学の進歩
数十年前までは染色体あるいはゲノム上の機能が特定されていないようなDNA領域のおよそ98%がジャンクDNAと呼ばれていました。ジャンクとは意味をなさない無駄なDNAが私たちのDNAにあると定義されていました。
参考
参考資料:TED ジャンクDNAはこれまで考えられていた以上に意味がある | Jay W. SHINTED
しかし、少しずつ少しずつそのジャンクDNAに焦点が届き、だんだんとその部分に再定義の動きが見えてきております。これらのDNA全体的な解明は時間の問題かと思われます。
繰り返しになりますが、今回の線虫の実験は、遺伝情報の制御であって、遺伝子を書き換えた話ではありません。
樹門流姓名判断的な精神的な遺伝子とは、オン・オフの制御(エピジェネティクス)に近しい存在かもしれませんし、98%にあたるジャンクDNAの一部の領域にその情報が書き込まれているのかもしれません。
いずれにせよ、科学がもう一歩、さらに一歩進めば進むほど、樹門流占術が科学に近づき純粋にワクワクしてきます。
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二代目樹門幸宰
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