樹門流姓名判断の専門用語
樹門流占いの中で、根幹とする考え『種族保存本能』があります。
男女がいれば、そこに子供が授かります。種族を残すということは自然の営みで、我々は生物である限りはこの行為を永遠に繰り返していきます。
今、この記事をお読みなられているあなたも、そしてわたしも、どんな高貴な方も、その連綿性の結果で存在しています。
この占いには『種族保存本能』のように専門用語が多くあります。
その他には『因縁』、『因果応報』などの単語もよく使われます。
その出元は仏教用語ですが、そこに樹門流の意味を付加して使用しています。
ちなみに樹門流占いは仏教(宗教)とは全くもって無関係です。
たまにご質問を受けるのでお答えいたしますが、大先生や私、おそらく他の樹門流の先生方も、霊感はありません。そして「前世の報い」「何代前のタタリ」とかそのような類の占いではありません。
因縁
実際にこの言葉はかなり便利です。
多くの字数を要するものが、わずか一語に集約ができます。
先にあげた『因縁』という言葉は、樹門流ニュアンスでは、“原因があっての結果の運勢”という意味です。
名前がつくためには『因縁』が必要です。
因縁とは原因があってはじめて結果(人生)につながります。
原因から結果につながるバイパスは“遺伝”です。
“遺伝”とは親から子へ伝わる遺伝ですが、ここでいう“遺伝”とは、髪の色や骨格という肉体的情報の遺伝ではなく、感情の“遺伝”です。
その“遺伝”を簡単に言うと、苦しく劣勢な人生を送った人が「今度は勝ちたい」と反対の状況を強く望んだ、とします。
その強すぎる想いはその人の遺伝子にまで深く刻まれることになります。
つまり、感情にまで深く刻まれた想いは子さらには孫にまで“遺伝”で伝わり、その子やまたは孫は何がなんでも勝者をねらいます。自然と勝気負けず嫌いな性格となって人生を歩もうとします。
一人ひとりの各運勢、各人生は“遺伝”の結果が現象(人生)となるのです。
これらを一言で対立葛藤の因縁とか、捨て子の因縁、排斥された因縁とか、祖父母代や父母代で“実際にあった現象”に紐付けされた形で言い表すことができます。
因果応報
さらにもう一つ『因果応報』という言葉。
これは「良い行いをすれば良い報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがある」という意味があります。元々の用語の意味は、前世もしくは一代の行為が巡るものという考えです。
しかし、この占術では運勢はよくも悪くも丸三代でつくられると考えています。それは前世という霊的なものでは決してなく、実際に巻き起こる感情や行いが必要になります。
祖父母・父母で巻き起こった感情や行動が、孫である本人で帰結・完結するという意味での『因果応報』です。感情の遺伝子がその媒介となるのです。
たとえば、子を授かったけれど、自然流産などで出産がかなわなかった悲しいケース。
両親が子どもを失う姿は見るにたえません。
それは離婚の原因にもなりえます。特にそれが若ければ若い夫婦ほど、夫婦の継続に危機をもたらす重大な事件です。
この現象の原因はいくつか考えられます。
祖父母代で無理な堕胎(こどもをおろすこと)を迫ったイキサツがあったのかもしれません。
何らかの理由でそうした、そうせざるをえなかったということです。
理由は何であれ、自身のエゴイズムによって、引き起こされたことが『因縁』を発生させます。
祖父母代で“子供を捨てた”または“子供を扶養しなかった”ことが、孫の運勢に影響を及ぼします。
本人の孫の運勢、すなわち孫の人生は、捨てられた子のように泣かなければいけない人生が待っています。(捨てられた子とは孫からすれば、父または母の兄・姉にあたる人)
その孫は養子のように主体性のない生涯を送ることさえあります。そして、他人に貢献することによってはじめて自分の人生が開けるなど、人に尽くすことによって人生が成り立つのです。
男性であれば実際に婿養子、または実質的なお婿さん型で妻に頭が上がらない。
女性であればワンマンな夫に人生を支配されます。
パートナーがまずまずであれば子供のことで泣くようになります。
泣くような状況になって人生が清算されていくようなところがあるのです。
運勢は“遺伝”の産物
つまり運勢は“遺伝”の産物です。
運勢は必ず“遺伝”で伝わるようになっています。そこに遺伝する子供がいなくなったらそこで終わります。本能(種族保存本能)とはただすらにつながることです。
子供が宿りながらもその時の両親の経済力がなかった、禁断の恋ゆえに堕胎するケースも少なくないように見受けられます。
これは新たな『因縁』が発生した瞬間といえます。
今、この瞬間が、未来につながっていることを常に忘れずに生きることが大切ではないでしょうか。
他方で、本能の継続性だけではなく、子がいる・いないにもかかわらず、生きやすくすることに関しても、私たち樹門流占い師は微力ながらそのお手伝いをしている職業となります。
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