軽快な人生と過酷な人生
運勢とは時に軽快な人生をうむことがあります。
頭脳明晰で何をやってもうまくいくような人生です。
そんな人の中には、なぜ他の人が苦労するのかが逆にわからないと思うように、スイスイと生きていける人生が待っているかもしれません。
あるいは、普通に健康でお金にあまり苦労もせず、子供も独立して孫も生まれた。
いわば「苦労した人生」とは強くは言えない人生だったり、これといえる悩みがないという人もいるかもしれません。
その一方で、運勢は人に残酷なケースを与えることがあります。
幼少期に何万人に一人という不治の病にかかる子供。
常に悩み多き人生や、生涯お金に縁がなく生活は苦労の連続である人。
また、結婚をしても夫婦仲が悪い人。性格が強すぎて誰にも合わない人・・・。
誰かと比べると愛情が欠如していて、人に対する愛し方のようなものが乏しい人。
または人生そのものが理不尽に溢れ、悲しみに苛まされる人。
それぞれの状況の人生には原因があります。その結果で様々な現象が出てきます。
それらの状況から一つ、「愛情の欠如から人に対する愛し方のようなものが乏しい人」について、その愛情にまつわる、その原因と結果を深堀りしていきましょう。
愛情の欠如には様々な現象があると思います。
恋愛中でも結婚をしていても、パートナーと愛情の価値観の違いから始まり、精神または肉体へのDVの被害者、または加害者。これも愛情の欠如がなしうる現象です。
(現実的にはDVする方が悪いという解釈は道義的に皆さまと同じ理解です。)
興味深いのは愛情が一見、普通に見える人であっても、一方の縁があったパートナーが悪妻・悪夫であったのであれば、その人自身の愛情面が乏しいと捉えることができます。
愛情が乏しくなる原因
愛情が乏しくなる人の原因について、ある一つの出来事の視点から説明しましょう。
一般的に、子供が授かる時。
夫婦仲の良さのピーク時にだけ、子供が授かる行為をするわけではありません。
やはり人間です。たとえ仲が悪くてもそのさなかにということがあります。また険悪の時もあるはずです。ある日突然、そのようなことがあって、そのようにして身ごもったというケースです。
夫婦二人の感情のバランスというのはまるでその日暮らしのようなものです。
夫婦がお互いに、もしくは両親や舅や姑の義父義母の親類が理由とする関係悪化もあるでしょう。
腹にイチモツを抱えながら夫婦生活を過ごし、さまざまな問題を抱えて、ほとんどの人は生きています。むしろ、同じ考え方であり、同じ感情がシンクロ(同時化)するような夫婦は奇跡だと言えます。
愛情が乏しくなる原因は夫婦の情愛が深刻だったことが考えられます。
自分がパートナーに対して、もしくはパートナーが自分に対して、無理解や人格否定、根深い愛情の対立があった時の懐妊は、その赤ちゃんに愛情の欠落を与えます。
運勢は遺伝で伝わります。
樹門流占いではその人の頭脳は性格となり、その性格が人生となり、その人生模様を運勢と呼びますが、その運勢は遺伝で成っていると考えています。
一般的に遺伝とは、髪の色、骨格などの肉体的な遺伝のことを指します。
ですが、この占いでは精神的な遺伝、すなわち感情の遺伝子に含まれる情報は父母、さらには祖父母が生き残りをかけて伝えた魂、つまりは、“精神的な遺伝”の遺伝であるとしています。祖父母が、また父母が為しえなかった想いを子や孫に託すかのように、“魂”をもって子孫の性格、そして運勢を形成します。いわばそれは「先祖の記憶」とも言い換えられます。
その記憶とは何れも、生きる上で不都合と感じた悲しみや怒り、後悔などのマイナスの感情の記憶が、結果的に子や孫に伝わるようになっています。
マイナスだったものをプラスに、その想いが子や孫の遺伝子にまで刻まれ、頭脳性、使命、目的、性格、人生と子や孫の運勢を形成します。
運勢はそれらの多くのプロセスを経て、(原則)遺伝子は生き残りをかけて“名前”に託すのです。
深刻な運勢が生まれる瞬間
愛情が乏しくなる原因についてもう一度重ねてお伝えいたします。
夫婦の関係において、慈しみとか深い愛情にお互いが包まれていれば問題はありません。
問題はそこに無理解や人格否定、根深いの愛情の対立があった時の子供の懐妊は、その子に深刻な運勢を産み落とします。
“深刻”なそのケースによって様々な運勢に別れていきます。
例1
家庭環境が悪化の一途をたどる中、夫婦に亀裂が生じた時に授かった子は、愛情に対して葛藤を抱く運勢を継承します。子が大人になっても愛情に対していつまでもモヤモヤして解決ができないようなパートナーとの関係になります。
具体的にはパートナーと年月が経てば経つほど、愛情が伝わらず、それが一方通行であったり、そりが合わなくなっていったりと愛情面で孤独にさいなまれていきます。
ですので「離婚」というワードが安易に浮かんでくる場面も出てきます。
例2
子供がまさに夫婦に授かった時、生まれてくる子供に対して、「子供がつくらなければよかった」などと存在を否定、存在そのものを否定した場合です。
もしも運よく、その子が誕生したとして、その子は成長するにしたがって、人に否定されないようにみなに優しくなります。優しくはなるのですが、我慢をして無理なやさしさを周りに提示します。その子には強いストレスがかかります。
またその子の性格は軟弱さゆえに周り人から無理強いをされたり、本人がいやでも拒否できなかったりと環境や周りに翻弄される主体性がないような人生を送ります。
例3
最後にもう一例。
子供が授かった時、父か母のどちらかがパートナーに対して思いやりや配慮がなく人格を認めなかった場合。
その子には基本的な愛情の土台のようなものが遺伝されません。ですがその子は枯渇ゆえに豊かな愛情を夢見ます。しかし、愛情の本質がわからないために偏愛主義など極端な傾向に走っていくのです。
・・・今日はクリスマスですね。
パートナーとの出会いは最高の喜びで、縁があるがゆえの出会いかと思います。
子供をつくる、つくらないは別にしても、その行為に及ぶのであれば、相手を認めて、相手の存在を否定せず、理解しあっての今日としてください。
人への無理解が負の歴史をつくるのです。
最後に重要なことを一つ。
タイトルの「あなたの愛情は両親の〇〇で決まる」の〇〇とは両親の互いの関係性があなたの愛情の深さを定めることを意味します。
しかし、もしそれがマイナスであっても、それは決してご両親のせいではありません。なぜなら、その両親もさらに両親がいるように連綿としたつながりであなたは存在するからです。
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