カワイイわが子
一世代は約三十年。三十年の月日は長いものです。
今生まれた赤ちゃんが一世代過ぎた時にはもう三十歳になっています。その頃には家庭を持って新たにお子さんがいらっしゃるかもしれません。
…何やら味気ない言い回しになってしまいましたが、赤ちゃんが成長の過程で少年少女になって、大人になっていきます。
親心から赤ちゃんや幼子のわが子をみて遠い未来を思い描く時がふとあるはずです。
そして、カワイイわが子がいつか好きな人と巡り合って、結婚相手を迎えた暁には、幸せな家庭を持ってほしいと願うことでしょう。
「運命の相手は命名の時点で決まってしまうのか?」といったご質問をお客様からいただくことがあります。
「我が子が幸せな家庭を築ける運命の相手に出会えるかどうか」と…。
そんな飛躍した想像を持たれるのも親の愛の深さゆえと言わざるをえません。
もし命名の時点で運命の相手が決まっているのであれば、つまり、もし名前が決まった時点で決まっているのであれば、どのような感情が巡るでしょうか。
詳細は後ほどお話しますが、“良い”名前をつけることが良い運勢や人生につながっていくことに間違いはありません。
今回は、命名と「運命の相手」との関係性についてお話しします。
命名が「運命の相手」を決める?
命名は子どもの人生に大きな影響を与えます。
将来の結婚相手について名前がカギを握っていることに違いはありません。
では、名前によって「運命の人は○○」ということが決定されるのでしょうか?
実は、命名によって決定されるのは、「どのような運勢を持つ相手と結婚するか」ということです。
運勢は遺伝で伝わります。
樹門流占いではその人の頭脳は性格となり、その性格が人生となり、その人生模様を運勢と呼びますが、その運勢は遺伝で成っていると考えています。
一般的に遺伝とは、髪の色、骨格などの肉体的な遺伝のことを指します。
ですが、この占いでは精神的な遺伝、すなわち感情の遺伝子に含まれる情報は父母、さらには祖父母が生き残りをかけて伝えた魂、つまりは、“精神的な遺伝”の遺伝であるとしています。祖父母が、また父母が為しえなかった想いを子や孫に託すかのように、“魂”をもって子孫の性格、そして運勢を形成します。いわばそれは「先祖の記憶」とも言い換えられます。
その記憶とは何れも、生きる上で不都合と感じた悲しみや怒り、後悔などのマイナスの感情の記憶が、結果的に子や孫に伝わるようになっています。
マイナスだったものをプラスに、その想いが子や孫の遺伝子にまで刻まれ、頭脳性、使命、目的、性格、人生と子や孫の運勢を形成します。
運勢はそれらの多くのプロセスを経て、(原則)遺伝子は生き残りをかけて“名前”に託されます。
例えば、ある女性の祖父母が互いに反発・葛藤しながら夫婦生活を送っていたとします。
祖父母の二人は一緒にいる夫婦生活の中で仲違いをし、複雑な想いを抱えながらも、結果は家庭を守るために添い遂げました。
この場合、子孫である女性は、祖父母が果たせなかった想いである「仲良く葛藤せずに互いを認め合って夫婦生活を送る」という願いを使命として背負うことになります。
さらに言えば、祖父母は夫婦間の優劣さを味わったことから相手より優位に立つことを強く求めます。そのため、女性であれば、実際に性格が弱い男性を迎えるか、夫の生家よりも自分の実家を大事にする心優しいのような男性と縁を生じます。
さらに「名前」には、もそっと情報が入っています。
もし“仲が良い夫婦関係”が叶う名前であれば、実際に性格が弱い男性がくることによって添い遂げられるかもしれません。
それが叶わない名前であれば、強い男性が来てソリが合わずに離婚になったり、弱い男性と縁を生じるけれども、病気がちで一緒にいる期間が短いなどもあるかもしれません。
この女性と縁を生じるのは、彼女とは真逆のような運勢を持つ男性です。
祖父母が何らかの理由で離婚し淋しい思いをした経緯があり、男性は“独り身=恐怖”と、「一人で淋しい思いはしたくない」と自然と切望する人になります。
女性の方は葛藤で苦しまず自分が優位な立場になることを、男性の方は実質的な婿として忍従の精神で生きることを選択します。
相性のいい男女というのは、このように家系の事跡的に真逆の運勢を持つ男女のことを言います。
互いに足りない部分を埋めあい、凸凹がはまりあうように惹かれあうのです。
そして、その人の持つ運勢を表し、その運勢によって決定された人生へと導く役割を持っているのが「名前」なのです。
幸せな結婚生活が送れる名前とは?
当然、子どもの未来まで視野に入れた命名を樹門流姓名判断は心がけます。
幸福な運勢を表す名前とは「健康」「経済」「愛情」という三つの要素がバランスよく整っている名前のことであると考えます。
これは幸せな家庭を築くために必要なものともいえます。
「愛情」は、人が家庭を持ち、生きてゆくうえで大切なものです。(他人と接する上でも愛情が深い人に人望が集まります。)
例えば、強い経済力を持ち、健康体で富や名声を手に入れている人であっても「夫婦縁がない」「子孫性がない」などの運勢が名前に表れている場合には家庭を持つことがなかったり、子孫を残すことができなかったりすることがあります。
名前は、子どものみならず、その先にいる孫が幸せに過ごし、家庭が継承され続けるためのお守りのようなものです。
幸せには色々な形がありますが、理想的なパートナーとめぐり合い、子宝に恵まれ温かい家庭を築くのは人としての大きな幸せのひとつです。
子どもの幸せを願うのは親として当然のこと。そして、同じ家庭で過ごす間だけでなく親元を離れ、巣立った後の人生が幸せであることを祈るのもまた、親の役目です。
今はまだ小さくても、子どもの成長はあっという間です。
可愛い子どもがいつか家庭を持ち、自らが親となるその時、さらには人生の最後まで考えるのならば、『命名』より他に大切なものはないのかもしれません。
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