運勢が発動する
「名前がつくことによって運勢が発動する。」
これが姓名判断の根底論理で、樹門流姓名判断でもそこは共通しています。次に樹門流姓名判断の特徴を言いますと、名前によって運勢は異なります。運勢は遺伝でなっているために、その赤ちゃんの家系の流れに沿ったもっともふさわしい名前がつきます。
たとえば、赤ちゃんが生まれたときに、「候補がたくさんあって迷った」という話がよくありますが、「A」と「B」の候補の中、どちらかの名前が確実につけられた時点で「A」または「B」の名前が持つ運勢が発動されます。
名前の完成・人の完成
樹門流姓名判断では名前の効用は九年で満たされて、十年目にして完成を見ます。
三年で33%。六年で66%、九年で99%となり、十年目を迎える計算です。
それを人の顔の描写でたとえるならば、生まれた子が三歳で輪郭ができ、六歳でしっかりと肉が付き、九歳にして目鼻立ちを整えられる、と形容ができるかもしれません。
また、人間の脳形成でいうと、小脳は八歳、大脳は十二歳で完成するといいます。小脳が完成したすぐあとに運勢が完成します。
大脳は、体全体から送られる情報を処理し指令を下す、総司令室のような役割を果たしている中枢器官。とても重要な存在ですが、小脳は運動の制御だけではなく、その重要な大脳を補佐する十分な役割を果たします。
“コップを掴む”行為は大脳と小脳の連携によってなしとげられるアクションです。何回も書いた漢字を覚えているのも大脳が記憶しているその情報を小脳もコピーしていると考えられています。
名前(の効用)の完成の九年と、大脳・小脳の完成にはあまりズレがないことになります。
(驚くべき情報として、大人の脳みそ1400gに対して、三歳でも1100gの立派な脳が完成しているといいますから、その人物の原型は三歳で作られている考えもできます。)
つながる代=継続代
健康、経済、愛情がつながる名前を「継続代」その反対を「絶家代」と言います。この占術はつながる名前なのか、つながらない名前を見定めることを大きなテーマの一つとしています。
姓名と運勢の結果が一致する家相も手相、人相や墓相など。こまかくいえばたくさんあるものもすべてはその名前を持つ人がつながるかどうかの見極めるためのものです。
もしもつながらない場合の手段として究極の方法としては「改名」がありますが、これも赤ちゃんの命名(名付け)と同じ手法でその効果をねらいます。
すなわち改名も三年で33%。六年で66%、九年で99%となり、十年目でその新しい名前が持つ運勢が完成します。
親の願いと自然の法則
名付けにおいては、祖父母や父母の知り合いが名前をつけるケースもあるでしょうが、多くのパターンは親が名前をつけることでしょう。
大人物のように羽ばたいてほしいという意味で大翔くん。キレイに咲き誇れる人生を願い、咲良ちゃん。実はその親の願いの通りになる場合もありますが、実際の運勢は、姓と名前の組み合わせで決まります。
どのように生きるのかはもちろん大切ですが、生来人間は欲望の塊です。
自分のエゴイズムが通せるのであれば際限がなく押し通してしまうでしょう。それが人間のサガといえます。
しかし、家系のつながりの仕組みとしては、欲望を使い果たすと自分に子孫姓がなくなります。たとえば、祖父母がわがままいっぱいをした生き方であれば、その孫はわがままが通せない人生になります。
家は三代の興亡で、浮き沈みがあるというカラクリから、欲望を満たしすぎると自分の代や子か孫で憂き目にあうようになります。
したがって、その興亡の仕組みを知っているがゆえの方策として、この占術がねらう生き方はどの代においても行き過ぎがない人生を自然とねらうような生き方を目指しています。行き過ぎとはどの代も腹八部の人生であり、どんなにおなかいっぱいに食べたとしても次の食事では腹六部にして行き過ぎを是正して次代へバトンタッチをするのです。
「名前はいつから効いてるの」のタイトルの答えからは少し通り越した内容となりましたが、要するに名前はとてもとても大切なものです。
この記事を通じて、その思いを少しでも感じていただけたらうれしく思います。
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