わが子と一緒に
年頃の娘さんや息子さんが(あなたにいて、)出会いや結婚について悩んでいたら、どのような思いにいたるでしょう。
ほとんどの親御さんは息子さんや娘さんと同じ立場に立って悩むでしょう。
実際に、出会いに縁遠い子どもに対して、親主催の子供のためのお見合いパーティがコロナ禍以前は盛況でしたから、深刻の度合いはそのことからも推し量れます。
パートナーがいない、子(孫)がいないわが子を想う不安な気持ちは、親として普遍的な思いかと思います。
ところで、あなたの家が穏だかな時間に囲まれていれば、やがては子どもがあなたを看取ることになるでしょう。が、もし子供に子(孫)がいなければ、孫がいないのでその子を看取ることはできません。これまで子孫へと連綿とつながってきた遺伝子のバトンは、“穏やかな時間”を送れない事態となります。
「我が子は他の子よりすぐれている」
「性格が良いから幸せになる」
「この子は努力をしてきたからいつか報われる」
かわいい我が子に対する感情は当然のことかと思います。
我が子の永続性を願う感情は、人間の本能に基づいているのではないでしょうか。
人は寂しいから、実質的な結婚を含め、結婚をします。
人間に本能がある限り、自然と子どもが生まれます。
ところが現実には、子供が(実質的に)結婚できない、様々なパターンがあって、その理由はお客様を通してこれまでたくさんみてきたつもりです。
2015年の国勢調査での生涯未婚率は男性25%、女性18%なので、男性は4人に1人。女性は5、6人に1人が未婚ということになります。
それは街に出れば、独身の人と必ずすれ違う計算になりますから、そのような現実を受け止める必要があります。
結果として我が子にパートナーがいない、子孫ができなかった場合。これを広義として『絶家代(ぜっけだい)』と呼びます。
もし子供が独身を貫く人生だと知りえた場合、それを自分の責任と感じる親御さんが中にはいらっしゃるかもしれません。
占術としての答えは、半分そうで半分そうではありません。自然とそうなる、そうなっていくとも言えます。
親と子
「親と子」
この事実は揺るがしたいものです。
親の運勢と子どもの運勢はつながっていて、運勢的共同体と言えます。
1人でこの世に「生」を受ける人は誰もいないからです。みんなに父(DNA)がいて、母(DNA)がいて必ず誕生します。かならずその二つがなければ誕生するはずがありません。
『家三代の興亡』という法則がこの占いにはあります。
この法則をカンタンにいえば、家系の状態は満ちては欠け、欠けては満ちるを繰り返します。
遺伝の仕組みも同様です。
祖父母が満足できたのなら、孫は満足のいく人生がたいへん得がたいものになるでしょう。
孫は一人で生きていく能力がなかったり、ハングリー精神やバイタリティそのものがなかったりと、満足した祖父母と比較すると人生は生きにくくなります。
子どもが『絶家代』である場合、その一代前にいる父と母にも、次代である子供を『絶家代』としようとする運勢があります。
それは避けて通れない不可抗力のようなものです。また、それは親の責任には及びません。
これらを含めて考えると、冒頭の親主体の子どものためのお見合いパーティは因果を感じざるをえません。
もちろん、結果として子供が継続する運勢が名前にあれば、結婚して子どもができるでしょう。継続しない運勢が名前にあれば、結婚しても子どもはいない、独身のままということもあります。
それぞれの結果で幸せと感じられれば良いのですが、そこに不本意もあるでしょう。
いずれにせよ、その結末はすでに遺伝された名前が持つ因果に託されているのです。
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二代目樹門幸宰
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