姓名判断の魂ゆら占い

バランスの世界

一にバランス、二にバランス、三と四とあわせて五にもバランスというように、樹門流占術の全体に流れる大きな特徴は『バランス性』を重視する占いです。
何事にもバランスを大切にしています。

幸せの定義を「健康・経済・愛情」の三点の均衡（バランス性）、かつ継続性を重視しています。
これがかなう名前を幸せな名前としています。

姓名判断で出た答えと、手相の答え、家相の答えは連動性があります。
幸せな名前であれば、幸せな家相、幸せな手相となります。

　どんなにお金をもっていても家族が離散の状態では良いとはいえません。
どんなに健康な身体があってもお金がなければ生活を営むことはできません。
家族が愛情に恵まれる条件は、生活を支える程度のお金と健康が最低限必要になるのです。
これがバランス性の内容となります。
バランスの上に普遍的な原理、普遍的な考え、普遍的な継続が生まれます。これはあらゆる
ことに通じていて、きっとバランスの上に平和が保たれるのだとも思います。

地球とバランス

一般的なバランス性の大切さがわかる例として、地球に生命ができた理由の説明がわかりよいかもしれません。

地球は太陽から適当な距離にあります。地球の平均気温は17度で、寒すぎないし、暑すぎません。
太陽と水星や金星の距離では暑すぎますし、逆に火星や木星では太陽から離れすぎて寒くなってしまいます。

　さらに言うと、地球は自転して、公転もします。
まず、自転でいえば、地球の地軸の傾きがあるため、公転する中で四季に巡りあいます。
これが年間を通して地球全体をまんべんなく、ほぼ均一に太陽は地表を照らします。

太陽と地球の互いの重力や遠心力によって公転軌道を描きますが、先の自転もあるがゆえに地球の全体の平均気温は１７℃を維持できるのです。

もう一つ、衛星である月も地球の公転を支えています。
まるでサーカス団員が綱渡りで長い棒で重心を保つように、月のおかげで太陽の周り（公転軌道）を正確に回り続けることができます。

私たちが地球に生きていられるのは、太陽と地球の適度な距離や諸条件によってもたらされたもので、すべてはバランス性が生んだ産物なのです。

名前とバランス性

話を占いに戻します。
先に申し上げた通り、樹門流姓名判断は名前のバランス性で運勢を判断しています。

とある字画が何画だから良い、何画だから悪いなどと、そこだけをみて善し悪しとはしません。
姓名をまるで俯瞰（ふかん）するようにして、運勢の善し悪しを数十のパターンの“運勢型”に体系化しています。
“運勢型”は個性であり、その個性が引き起こす人生そのものが運勢となります。
その個性もバランスの有無で幸せな名前とそうではない名前という判断ができます。

家相とバランス性

名前の中にある運勢が家を選びます。
土地の位置、家（上物）の間取りには家相、家の運勢があります。

その（樹門流）家相をさらにいえば、家の間取りが正方形または長方形でなければ、“欠け（引っ込んでいる部分）”が存在するはずで、欠けがあるということは必ず“張り（出っ張り）”が存在します。

家相での“欠け”は家族の中でだれかが犠牲になることを意味します。
つまり張り欠けの存在は家族全体にとっての調和やバランス性に欠如をもたらすことになります。そもそも、その調和性は名前がもたらしています。

手相とバランス性

手相に関していえば、名前の中にある運勢が頭脳を形成していて、手相は大脳の被写体（コピー）です。
したがって、名前があってはじめて手相が出来上がる、名前によって手相が刻まれる仕組みとなっています。

樹門流手相では、寿命を判断できる生命線がどんなに長くても、自分の道が確立できているかを判断する運命線がなければ主体的な生き方を望めません。

この状態は「健康・経済・愛情」のうち、健康面だけが突出して、経済面が皆無とも言えるのかもしれず、もしその本人を支えてもらう人（夫など）がいなければ生きられません。これもバランス性の欠如といえます。

大河

このように、まるで大きな河である大河のごとく太く長く流れる土台のように、樹門流占術ではすべてにおいてバランス性を重視します。
そして中庸（ちゅうよう:偏りがない、過不足がない状態）を最も良しとするのです。

健康な体を持ち、仕事ができてご飯を食べられること。
恋愛・結婚ができて、家庭環境を維持できること。これらを継続することをただただ『幸せ』と考えるのです。
ぼくら、わたしたちはバランスの上で生きていけるのです。

関連記事

女であること、男であること