姓名判断の魂ゆら占い

孤独と姓名判断

「孤独」は社会的なつながりの喪失により経済的損失をもたらす。
イギリスは２０１８年、社会的孤独問題に対処するために「孤独担当大臣」という国務大臣を任命しました。孤独は健康に悪影響を及ぼして、社会全体でみても大きな損失だというわけです。
今日は「孤独」と姓名判断について考えてみたいと思います。

孤独の悪影響

孤独が健康に大きな影響を及ぼすと言われて久しいのではないでしょうか。
退職や離婚、配偶者の死亡など、社会的なつながりを断たれることによって、大幅に死亡率は悪化するらしいのです。
それは人はひとりでは生きていけないことを、証明しているかのように見えます。

多賀幹子 著「『孤独は社会問題』孤独対策先進国イギリスの取り組み（光文社新書）」 によりますと、孤独は健康に悪影響をもたらし、肥満や一日１５本の喫煙者よりも孤独は体に悪く、また孤独な人は社会的なつながりを持つ人に比べ、天寿を全うせずに亡くなる割合が１．５倍に上がるというのです。
つまり孤独は寿命の“予定”さえも阻害するというのです。
　
また若者の場合は、ソーシャルメディア（SNSなど）のヘビーユーザーほど、孤立度が高い傾向が見られ、６５歳以上に限ると、５人に２人がテレビかペットが「一番の友人」と答えています。ほかにもイギリス・ロンドンの移民・難民の６割弱は孤独が最大の課題だとも、書かれています。

日本では自民党菅政権の下、2021年2月、内閣官房に「孤独・孤立対策室」を設置して、坂本哲志内閣府特命担当相を「孤独・孤立担当大臣」に任命しました。
日本は世界で二例目となりますが、日本国政府として、孤独の弊害を問題視していることがわかります。
むしろイギリスや日本だけに留まらず、孤独は人がいる地域、国境や人種を超えた人類の課題といっても過言ではないと思います。

孤独の概念

どんなに大勢に囲まれていても、あなたの言うことを誰も理解してくれない、理解してくれようとしない状況。つまり心と心の交流がなければ孤独感に満たされることでしょう。
および、奥深い山里にたったひとりで住む状況は物理的に孤独そのものです。
いずれも最終的には「自分はひとりである」という孤独の感情が、脳にとって悪影響を及ぼすことにつながるのではないでしょうか。人間は感情の動物ゆえに、感情の起伏があってこそ、生きる喜びなどを感じることができるからです。

人はそもそもひとりでは生きていけない動物です。孤独を嫌う動物といえましょう。それは生物の本能であり、究極にはひとりで生殖は叶えるものではありません。やがて孤独では子孫をつなげずに滅してこの世からいなくなってしまう、これこそが本能が嫌う最大級なことだと考えています。

孤独が大丈夫な性格

以上を踏まえて、今度は姓名判断の話に移ります。
名前とは想像を上回るほどに人生に影響を与えます。深い影響を通り越して運勢（※後述）を良くも悪くも支配するとするならばどうでしょう。

げんに樹門流姓名判断を通して、名前から判断可能な運勢の種類がいくつかあります。
その中には、「孤独」を悪影響と感じにくい運勢があります。

その運勢の中の一つに「マスタベ運（自活運）」と呼ばれるものがあります。
運勢の様相は、何事も一人で物事を解決します。まるでいつも、ひとりで質問をして、そして一人で答えを出します。
その様はたくましく、意志が堅くて強くてくじけない、“剛毅”そのものです。
愛情面に関しても剛毅そのもので、マスタベ運は実質的に一人で生きることが多い運勢になります。具体的な人生の選択肢としては、生涯独身の方もいれば、ＬＧＢＴの性的マイノリティーの方もいらっしゃいます。仮に結婚をしていても、精神はパートナーに依存しない生き方となります。
マスタベ運の人はその家の流れとして、『家三代の興亡の法則』でいう三代目であり、その家の終焉代という位置付けです。継続性がない運勢の代表格です。

さらにそのマスタベ運の中でも、受け身として一人で生きていかなければならない人。反対に自ら望み、一人で生きることを選択する人もいます。ようするに能動的に一人で生きることを選択する方が中にはいらっしゃるということです。
先に説明をした、一人では生きられない孤独を恐れる人間の本能性とは真逆の位置にいることになります。（なお、脳の中のどこの部位が強いのかを科学的に検証してみたいところでもあります。）
いずれにせよ、マスタベ運（自活運）の中には、強くたくましく、一人でも孤独でも生きられるという方がいるということです。

孤独を招きよせる運勢

逆に孤独は大嫌いだけど、結果的に孤独になりやすい運勢があります。
今度は樹門流姓名判断でいう、先程とは別の運勢についての言及になります。

孤独が誰よりも心身に堪（こた）える運勢。だけれども、孤独になりやすい運勢が存在します。運勢の名前は「斜め型」、別名「人気スター運」と呼ばれる運勢です。
まるでスターのようにチヤホヤされたい、愛されたいなど華やかな運勢の一面とは違って、マイナス的な運勢の要素も混ざっています。その一つに『独身相』というありがたくない運勢がこの斜め型には含まれています。

独身相とは

いずれにせよ、「独身相」とは独り身でいる期間が長いことを定義としています。

うら若き夢を抱きし・・・

自身の家庭環境の悪さから、親を反面教師に、将来の結婚像に強い憧れがある前途有望な高校生の女の子がいたとします。
将来の職業の夢と同時に、恋愛観も具体的に夢をみています。
「パートナーに１８歳で出会って、２６歳で結婚し、３０歳になるまで二人の子供を生み、その後は家族仲良くずっと暮らしていく。」
年齢設定はともかくも、このような結婚に関する夢は、多くの方がうら若き頃に一度はあこがれる道かもしれません。

その夢を抱きし“あなた”が、万が一、独身相の運勢「斜め型」であれば、その願いはかなえにくい可能性が出てきます。
そもそも運勢の種類は限られていますので、その運勢のタイプを分母に添えれば、確率論からして数％の人が独身相でもある運勢「斜め型」の場合が出てきます。

次の手順で運勢型を確認できます。

まとめ

独身相を持つ「斜め型」。
これらの運勢は精神的な遺伝で培われ、伝わるものです。
人生において敗者になった祖父母であれば、頭脳を合理的に、そして性格は負けず嫌いな孫をして勝者になるべく想いを遂げさせます。
このように遺伝の法則とは「マイナスをプラスに」が原則ですが、もう一つ、遺伝の法則として伝わるのは、祖父母がそのパートナーに孤独という屈辱を味あわせた場合、今度は受け身的に孤独の屈辱を味わう孫が誕生します。便宜的な言葉でいうところの、“因果応報”に相当するような遺伝の仕組みもあるのです。（当方は宗教とは一切関係ありません。）

しかし、その遺伝の仕組みは悲しいかな、結果的に先祖と同じ轍（てつ）を踏む可能性が十分あります。
祖父母が離婚、父母も離婚をしている場合、やがて自分も離婚というように、人一倍同じ過ちを繰り返さないようあたかも願った人生が、またも世代を通して繰り返してしまうことがあります。これは「斜め型」という離婚再婚でつながってきた家系の宿命でもあるのです。
もちろん家やあなたの運勢が太く継続に向うときは、離婚をせず、最初のパートナーと最後まで全うする場合もあります。

くわえて、「マスタベ運」や「斜め型」以外の運勢型でも離婚など離別の運勢は存在します。
「離婚を一度もせずに一回の結婚を全うしたい」という自身の運勢が叶うかを、樹門流姓名判断での見極めをオススメいたします。