親の願い
『命名』とは大切なものです。
国や国籍を問わず、親や、その名付け親であれば、子どもに付ける名前には願いや希望、プラス的な意味や意志を込めて名付けるでしょう。
「子供が生まれました!」という言葉は、喜ばしい未来への希望がある言葉です。親が子に無限の可能性を重ねているはずです。
赤ちゃんが産まれた際には、まず最初に母子ともに健康であることを願います。
次に、五体満足であることを願います。
そして親子仲や兄弟姉妹仲の永続性を願い、さらには「人生を苦労せずに育ってほしい!」「人生を謳歌(おうか)してもらいたい」などと、自然と自然な欲がでてきます。
運勢のタイミング
樹門流占い師の立場から『命名』とは、まさに命の名です。
同じ兄弟姉妹であっても人生が全く違うのは、生まれた順番も含めた名前の違いからくるものです。
その名前の違いによって、運勢(※)が違うと考えています。
名前の中には生まれた順位や性別的な違いがもたらす人生が、そして頭脳性や強い性格や弱い性格、行動力、自他が及ぼす人生模様、すべてが包括されています。
まさに命の名が名前に刻まれていると考えています。
樹門流占いではその人の頭脳は性格となり、その性格が人生となり、その人生模様を運勢と呼びますが、その運勢は遺伝で成っていると考えています。
一般的に遺伝とは、髪の色、骨格などの肉体的な遺伝のことを指します。
ですが、この占いでは精神的な遺伝、すなわち感情の遺伝子に含まれる情報は父母、さらには祖父母が生き残りをかけて伝えた魂、つまりは、“精神的な遺伝”の遺伝であるとしています。祖父母が、また父母が為しえなかった想いを子や孫に託すかのように、“魂”をもって子孫の性格、そして運勢を形成します。いわばそれは「先祖の記憶」とも言い換えられます。
その記憶とは何れも、生きる上で不都合と感じた悲しみや怒り、後悔などのマイナスの感情の記憶が、結果的に子や孫に伝わるようになっています。
マイナスだったものをプラスに、その想いが子や孫の遺伝子にまで刻まれ、頭脳性、使命、目的、性格、人生と子や孫の運勢を形成します。
例えば、父と子、母と子の人生の比較でよいでしょう。
とにかく父(または母)が厳格でしかも性格がキツく、常にかかわる人との人間関係を壊してしまうような人であっても、逆にその子どもは優しく、人と調和ができるように、まるで対極的な親子というケースが世の中には存在するでしょう。
または、父または母は病弱で短命だったが、その子は頑健で長命となった。
ほかには、極めて優秀で大会社の社長にまで上り詰めたが、その子供は劣等生で生活力がまるで無い、などです。
親子を例にしましたが、この例は兄弟姉妹にも当てはまる話です。
これらはすべて運勢の遺伝がなしうる人生の王道なパターンです。
この占い(樹門流占い)でいう、自分の子が良い運勢であれば、“健康・経済・愛情”の継続性がある名前がつきます。反対に、“健康・経済・愛情”の継続性がない名前になることもあります。
繰り返しになりますが、樹門流では『命名』はまさに命の名であるくらい、その子の一生が決まります。『命名』はとても大切です。その“継続性”の有無は名前に委ねられます。
名前の正体
少し話を深めて行きましょう。
実は、赤ちゃん、子どもに付く運勢はその名付けられる前にすでに決まっています。
人生や運勢は命名した後に“決まる”のではなく、命名する前からすでに“決まっている”としたらどのように感じられますか。
なぜなら名前が付くからには必ずその名前がつく理由があるからです。
名前には運勢があり、その運勢には何種類かの運勢パターンがあります。
例えば、祖父母、父母に離婚再婚家系の流れがあれば、その子には『斜め系:Bタイプ』という運勢型がつきます。
また、祖父母、父母が分家で劣勢を究めた家系の流れがあれば『タテ系:Aタイプ』がつくようになっています。
祖父母や父母の原因があっての名付け=『命名』になるので、人生や運勢はすでに“決まっている”といえるのです。
この占術は仏教とはまったく関係はないのですが、「因縁」という言葉を用います。「因縁」とは原因があっての結果という意味です。とても便利な言葉です。
たとえ親が意味を込めようが、だれかにあやかろうが、複数候補の末に付いた名前であろうが、占いとは無縁であろうが、名付ける思考はすべて「因縁」による作用です。
名前や名付けの「正体」はこのようになっています。
ですから、この占いで命名や途中で名前を変える改名も、皆さんが持つ“良い”「因縁」にあやかって樹門流の命名をさせていただいているということになります。
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二代目樹門幸宰
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