二代目樹門幸宰
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運勢を知るためのプロセス
樹門流占い師の二代目樹門幸宰です。
本タイトル「樹門流姓名判断×祖父母・父母・あなたへの三代の物語」にたどり着くために、最初にこの占いの目的や概要を説明しなければいけません。
この占い、樹門流姓名判断の目的は、今より少しでも生きやすい人生を送れることです。
- 今より、もっと、健康で、健康寿命も、長く続くこと。
- 今より、もっと、当たり前に毎日ご飯を食べられて、それが最期まで続くこと。
- 今より、もっと、家族(親・パートナー・子)との愛にあふれ、その愛情が長くつながること。
しかし、これらのバランス性と継続性をかなえること。それがいかに、そしてどんなに難しいのかを知っています。
占い師による直接鑑定ではこれらの三つの、健康面・経済面・愛情面を幸せの判断基準として、名前、すなわち運勢が良いか悪いかを判断します。
その運勢が良いか悪いかを判断するためには、名前から詳細な分析を推し量らなければなりません。そのためには、あなたが実際に、家系というこれまで祖父や祖母、父や母からあなたへと繋がってきた中で、あなた自身の運勢的なポジションを把握する必要があります。
概して運勢の良し悪しをはかるためには、次の三つの考え方が必要になってきます。
『家三代の興亡の法則』
どの家も平等にして、祖父母、父母、自分もしくは父母、自分、子、さらには自分、子、孫という三代を軸にして興亡を繰り返します。祖父母、父母、自分という家系の中の縦軸の考えです。
初代は男系で男の力で家を興隆させ、二代目からは女系化が始まり、男性より女性が優勢となって家の財産を管理します。
三代目は女系化がさらに進み、家(の名誉や財産)がなくなります。
これは日本のみならず、世界のどこでも見られる現象だと考えています。
『系垂(けいすい)の法則』
兄弟姉妹の中でも兄姉が弟妹よりも家の中で主軸になる場合や、逆に兄姉よりも弟妹が輝くようなものが決まっています。要するに家系の中の兄弟姉妹の横軸の考えに該当します。
しかし、その長男・長女相で栄えた家は丸三代が過ぎた次に栄えるのは分家に当たる次男・次女相の家で、その次男・次女相の家も丸三代経過すると没落(衰退)し、今度は、更に分家にあたる、三男・三女相の家が栄えることになります。
“丸三代”をひとつの周期として、繁栄の中心が下位の順位の家へとずれながら移っていくことを、血系が垂れ下がる、系垂(けいすい)の法則と呼びます。
『種族保存の法則』
生きたいという本能と欲望のエゴイズムは常にせめぎ合い、本能によってかろうじて生はつながっているという考え。
男女がいれば、そこに子供が授かります。種族を残すということは自然の営みで、我々は生物である限りはこの行為を永遠に繰り返していきます。
あなたも、どんな高貴な方も、その連綿性の結果で存在しています。
「もっとも適性がある自分の子が欲しい」という悠久の本能は「種族保存本能」が欲する衝動です。
運勢は遺伝で成り立っています。
祖父母や父母が生きる上で精神的に慟哭(悲しみに耐えきれずに声を上げて泣く)や、悲嘆の淵(ふち)にあったマイナスの感情は、本人に留まらず、その精神は子孫にも、精神的にも遺伝(感情のDNA)するという考えです。
ようするに敗北感や悲哀、疎外感、人格否定などのマイナスの感情までが遺伝します。
またそのマイナスの想いを抱くような人生を送るまいと、同じ境遇にならないよう生き残りを掛け、遺伝を受けた子孫はその使命の下に人生を歩んでいきます。
「どうすれば生き残れる?」
常に遺伝子は生きるための方策を考えに考え、それを繰り返しくりかえし、私たちは先祖から生のバトンを受け取ってきました。
祖父母が「負けた」という感情は、その孫は「勝ちたい」と自然と感情を支配されます。また祖父母が「人格否定された」は、孫は「人格否定されない値打ちある人」になりたい、というように、“遺伝”はマイナスをプラスに是正するように、その一つを頼りにつながってきました。
これを俯瞰すると、生き残りをかけた遺伝子、すなわち祖父母や父母の感情は遺伝を通して、孫にまで到達、結論としては孫の運勢までも強く支配します。
つまり、自分自身の運勢、考え方や生き様や目的も含めて、直近で一代もしくは二代にわたる感情の興亡が遺伝の正体ということになります。
このように「運勢」を真剣に考えている占いが樹門流姓名判断であります。
また、運勢の原因は隔世遺伝をとても重くみて、準じて父母からの遺伝を重視します。
では反対に祖父母や父母という先祖が、生き残るための方策を諦めた場合はどうなるのでしょう。
祖父母がすべてにおいて満足して満たされた思いをしたのなら、子孫が誕生しないことがありますし、子孫がいたとしてもその子孫は生きる、バイタリティ、セックスエネルギー自体が弱くなることもあります。
私たちは現時点でつながっています。ここに、そしてそこで生きております。
「先祖はすごい」とか、「生きることを諦めずよくぞ繋いでくれた!」と感謝の言葉が自然と出て、人生最大のエールを送りたいほどです。
(だから「墓参りをしなさい!さもなければ祟りがある!」という陳腐な話ではありません。)
先祖が子孫を作る前に途中で生きることをあきらめてしまったら…。
もしも早世していたら…。出会いに関してパートナー・配偶者に出会っていなければ…。
今まさにこのブログを読んでいる読者の方もこの世に存在せずに本記事に目に触れることがないわけです。
その浪漫あふれる想いは、何度何度も心に思い浮かぶのは必然の感情でありましょう。
占術をつきつめる
「運勢は遺伝によって伝わる」
この樹門流占術の考えを突き詰めると、皆平等になります。
たとえ人生が失敗してしまった人も、人生に成功した人でさえも、同列に存在しえるという意味です。
なぜならどの家も繁栄と衰退を繰り返して繋がってきたということになります。今栄えている人からすれば、栄えた原因は祖父母が困窮としていたからとなります。反対にもし今、衰退しているならば、あなたの祖父母が全盛を築いた結果だと言えるからです。
つまり、繁栄や衰退を三世代間でみると、およその繁栄度や衰退度が平均化されるかとの思いから、どの家も皆平等に“機会”は与えられているわけです。
また、あなたの今の本能性や理性、生きやすさは祖父母が往時に過ごした人生に紐づく精神状態を原因として、あなたの今の生き方が作られています。
「頭がよく、異性に苦労をしない人生」や「愛嬌よくみんなに好かれる人生」なんてものも、すべては“意味”がある遺伝子の仕業になります。
他方、衰退・落ちている人も、人生の後半で華開く「初代運」の人にもなりうる可能性はありますので、決して人生は捨てたものではありません。ですがそこに現象としての努力は必要になることは加えておきます。
人生は常に学びが必要であると同時に、この占いによって今の自分の運勢的な位置を知って、たとえ波乱万丈ごとくの人生であってもそれをうまく航海できる地図を持っているかで人生に違いが出ると思います。
この占いの法則は、自然界の法則に基づいています。その自然界の法則は数字に置き換えられるという興味深いところがあります。
祖父母、父母、自分、子、孫と世代が交代して繋がっていく中で、「初代運(=1)」「二代目(=2)」「三代目(=3)」という繁栄、維持、衰退と流れる家三代の興亡という法則性の中にいて、その流れには何人も逃れることはできません。
次に親からみて何番目に生まれた兄弟姉妹での順位(長男・長女相(=1)、次男・次女相(=2)、三男・三女相(=3))という流れがあなたの名前から順位を数でいい表すことができます。
「家三代の興亡」という法則のように、運勢の変遷はまたも“3”のサイクルで進みます。名前の効果が一巡するのは、名前がついてから3の倍数である9年がかかります。
また3番目(1番目)に生まれた子と4番目(2番目)に生まれた子で運勢に圧倒的な違いが出てくるということがあります。
世界ではじめて大先生(始祖樹門)が、自然界の法則を占い(姓名判断)の概念に落とし込んだ学問と言い換えることができます。
数の不思議、その余談にて「フィナボッチ数列」について触れておきましょう。
フィボナッチ数列をご存知の方もいらっしゃると思いますが、たとえば自然界の花びらの数は種類によってきまっていますが、そこに法則性があります。
これはイタリアの数学者レオナルド・フィボナッチが見つけた法則で「フィナボッチ数列」といいます。
これらは1+2=3、2+3=5、3+5=8、5+8=13のように前後の数を足すと出てきます。
クリトリアのように1枚の花びらがあります。1+1=2枚の花びら(サルビアなど)もあります。
1+2=3枚の花びら、2+3=5枚の花びら。3+5=8枚の花びらのように前後の数を足し続けます。なお足し続けて、55枚の花びらを持つヒナギクの花もあります。
これは花びらの細胞の中で太陽の栄養をもらうために空いてるスペースに細胞を増やしていくと、結論としてこの数列に基づき花開くわけです。
自然の仕組みは法則で成り立っているといえます。
別途、数にまつわる余談として、天才科学者のアラン・チューリングの法則も追加紹介しましょう。
チューリングは現代のコンピューターの原理を考案・確立した人物です。
次の構造はチューリングの法則という、とても難しい数式で説明ができるとされています。
- シマウマの縞模様
- 虎とヒョウ、チーターの体の点の模様
- 熱帯魚の模様
- 人の5本指
- 発達する雲の形
- 水の波紋
- 血管の間隔
- 肺の組織の拡がり方
- 指紋のでき方
- 背骨、ろっ骨、指、関節という骨の構造
シマウマの縞模様は生物学的には集団でいることによって、標的になりにくいなどと言われていますが、どのようにしてシマウマの縞模様ができあがるのかという問いにたいして、チューリングは、模様は“波”によるものと数式で予言しました。
シマウマやパンダの模様の違いは、等間隔の繰り返しパターンでそれは化学反応による波でできるとしました。
それぞれの動物によって“波”を抑制するスピードと拡散するスピードに違いがあって、その違いが模様の違いにつながるというのです。
砂浜の風紋(風によって砂地の表面にできる模様)の場合は、風という波によってあの風紋ができあがります。
この等間隔の構造はからだの構造にも説明がつくとされています。
余談の余談ですが、「0」「1」の2進数の概念を採用しているコンピューターの原理ですが、実はアナログ的生物の基本である、遺伝子もまたデジタル的な側面を持っていると理解ができるのかもしれません。
遺伝子配列は「A(アデニン)・T(チミン)・G(グアニン)・C(シトシン)」と、四つの分子が順番にならんでいます。簡単にいうと、実はこの組み合わせはATとGCがペアになって、もう一つはTAとCGとの入れ子の組み合わせとなっています。要するにコンピューティング二進法のようなものと、私たちの遺伝子も、あたかもデジタルのように基準化されていて法則化していることがわかります。
このように生物の中には法則を割り出すと数字で構成されているものが多く、世界はきっと数字に落とし込まれることがわかります。これらをもってしても、樹門流占術が持つ数字を含めた法則性への確信は強くなります。
その他の占いの占術ロジック
ここまで当方の占いでは、運勢は遺伝で伝わるということを提示してきました。また数字による法則性もお伝えいたしました。
それを言い換えると、「遺伝」と「数字」によるのがこの占いの特徴であり、このようなものを土台とする占術は他にはないと自負しています。
当、樹門流姓名判断のロジック(運勢の原因)は「遺伝」となりますが、いわゆる主要とされる他の占いの占術の根底とする、そのロジックを確認してみましょう。
(当社調べです。誤りあればご容赦ください。)
「四柱推命」
東洋生まれの占星術。人が生まれながらにして持っている性格や、素質、能力を理解し、その後の運命や宿命を予測します。
宇宙・大自然の中にある年、月、日、時にはエネルギーがあって、その人が生まれた生年月日に宿るエネルギーを調べるという考えです。
ロジックは自身が出生した生年月日ということになります。
「(既存)姓名判断」
東洋生まれの占術。一番重きを置くのは名前をすべて足した総合画数である総画で、例えば31画であれば人の上に立ち社会を動かす頭領運で特に男性であれば吉となります。
その数字の良し悪しを統計学観点から運勢を読み解きます。ロジックはその名前(運勢)そのものでしょうか。
「算命学」
東洋占術です。
自分の生年月日から図式「命式」を作ることができます。算命学は天体の動きを暦に置き換え、いわば間接的に判断する占星術となります。親・パートナーとの相性、家庭運。中年運や晩年運などもわかります。
宇宙・大自然の中にある人間にも法則があって、自然科学的に法則性を見出そうとする考えで、ロジックは自然の中でその生年月日に誕生した自分自身となります。
「九星気学」
東洋占術(日本生まれ)です。生年月日から9つの宿命を読み解きます。
生まれた時の地球上に循環するエネルギーである「気」の配置が、その人の運命を決定します。
生年月日から割り出した九星と干支、五行を組み合わせますので、ロジックはやはり生年月日であって、それにより自分に関係する天と自分の位置から結果属性を知ることかと思います。
「西洋占星術」
西洋生まれの占星術です。
ホロスコープという星の配置図を作成して、人や社会を結び付けて占います。自分の生年月日と生まれた時間と、出生地の位置からみた星座と惑星の位置の図=ホロスコープから人生を解く占いとなります。ロジックは生年月日です。
つなげていくこと
いかがでしょうか。本題タイトルは「樹門流姓名判断×祖父母・父母・あなたへの三代の物語」です。子孫をつなぐ人や繋がない人、つなげない人とさまざまです。
しかし、つなげた結果で私たちがいることは揺るぎない事実です。
私は自身の家系図をみて、時折、ふと先祖が感じた労苦を思うのです。
「(先祖は)苦しい時に何を思って克服したのであろうか。」
「同じような悩みをもっていたのであろうか。または、きっと同じ、または似たような悩みをもってすごしたのだろうか。」
何度考え直してみても先祖は私たちの生きる鏡であって、先祖がつなげてくれた事実はこれからを生きる目的につながっていくのです。それは年を重ねるごとに年々強くなっていく気がします。みなさんもご自身の名前の三代の物語を直接鑑定で知ることができるかもしれません。
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