二代目樹門幸宰
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国民的マンガになる姓名判断的条件
樹門流占い師の二代目樹門幸宰です。
樹門流占術、樹門流姓名判断では、国民的マンガやアニメ、そして国民的ドラマになるための条件が存在します。
その条件を次のように定義します!
- マンガ名の運勢やドラマ名の運勢がそのコンテンツの大筋のストーリーと合致していること。
- マンガ名やドラマ名に出てくるキャラクターの設定がそのキャラクターの名前が持つ運勢と合致していること。
- ドラマのキャラクターの運勢と役者自身の運勢との相性が整うこと。
運勢は“遺伝”で伝わります。
通常、遺伝とは髪の色、骨格などの肉体的な遺伝のことを指しますが、樹門流占術では精神的な遺伝の情報までも、父母、さらには祖父母から遺伝していると考えています。
祖父母が、または父母が為しえなかった想いを子や孫に託すかのように、“精神的な遺伝”をもって子孫の性格、そして運勢を形成します。
これを霊的な意味ではない“魂(精神的な遺伝子)”、「先祖の記憶」と言い換えられます。
その記憶とは何れも、生きる上で不都合と感じた悲しみや怒り、後悔などのマイナスの感情の記憶が、結果的に子や孫に伝わるようになっています。マイナスだったものをプラスに、その想いが子や孫の遺伝子にまで刻まれ、頭脳性、使命、目的、性格、人生と子や孫の運勢を形成します。
条件をおおまかにいえばそのような内容になります。
さらに付け加えると、それらが良い運勢であるならば、継続性があって、長いタームの世代間を超えた長寿コンテンツにもなりうるはずです。
姓名判断は人の運勢を推し量るだけのものかと思われているかもしれませんが、実はマンガなどの作品コンテンツ、または商品名、会社名などにも運勢があります。
人・モノの名前があるのはもちろん、形があるものすべてに運勢が備わります。さらに運勢が良いのであれば、そこに成長性・永続性を見い出すことができるのです。
今回は国民的マンガでかつ、アニメとして、フジ系列にて毎週日曜六時半放映されているアニメ「サザエさん」の世界を、樹門流姓名判断によるフィット感の有無を解いてみましょう。
冒頭であげたヒット条件の三つのうち、マンガ・アニメは、その該当箇所は二つになります。
- マンガ名の運勢がそのコンテンツの大筋のストーリーと合致していること。
- マンガ名に出てくるキャラクターの設定がそのキャラクターの名前が持つ運勢と合致していること。
マンガ・アニメの人気度はこれらの組み合わせが鍵を握ります。
家族は、父・磯野波平(なみへい)、母・舟(ふね)、弟・カツオ、妹・ワカメ、サザエの夫・フグ田マスオ、サザエの長男・タラの7人。
漫画は1946年福岡の「夕刊フクニチ」に1949年から1972年まで「朝日新聞」に連載された。
「サザエさん」の世界観
「サザエさん」は生誕70年経っておりますが、マンガやアニメも、ご存知の通り、キャラクターは年を取りません。しかし、ループはしますが季節、時間の概念はあるようです。
まず各キャラクターの年齢設定を確認しましょう。
- サザエ 24歳
- マスオ 28歳
- フグ田タラオ 3歳
- 磯野波平 54歳
- 磯野フネ 50歳
- 磯野カツオ 11歳
- 磯野ワカメ 9歳
気が付けば私はマスオさんの年齢を通り過ぎていて、あと数年でフネ、波平が視野に見えてきた年齢になってしまいました。
またサザエさんの話のテーマは実際には季節に応じた展開を採用していることがあり、仮に一話の中で人物が精神的に成長したとしても、それはあくまでその話の中での精神的な成長であって、基本的には何回も同じ日常をひたすら番組開始より続けているかと思われます。
概してこのマンガ(アニメ)のテーマ・世界観を知るにあたって、公式ホームページの文言をピックアップしましょう。
「毎日、あいかわらず。でも、毎日新しい。」
「いつもの人々、いつもの暮らし。」
「のびのびと暮らすあさひが丘の人々。」
これらから読み取れるのは「変わらぬ日常」。
それはすなわち「普遍の幸せ」を表現しているかと思います。
実際の「サザエさん」の中で見えるのは波平という父による、一家の統活力で、波平の号令の下に家族が団結しているということ。
これは人間が集団においてリーダーがいると効率力が向上するという特性がありますが、父がしっかりとしていると、仮に問題があっても家族がまとまりやすい利点があります。それは古き封建的な懐古主義ではなく、生きやすさの上での利点があるかと考えられます。
その他には夫婦間の仲の良さ。カツオやワカメ、タラちゃんという育てやすい子供たちがいる平和的安定性。
賛否両論はあるかもしれませんが、作者である長谷川町子先生は家族間で問題が一つもない平和なサザエさん一家を理想の家族の一つとしたと思っています。(長谷川町子氏の運勢に“独身相”があります。数ある自身の理想の家族像のひとつに、サザエさんファミリーがいるのかもしれませんね。)
条件定義の検証
樹門流ヒットの条件をもう一度確認しましょう。
国民的マンガ(アニメ)になる条件定義は次の二つでした。
1.マンガ名の運勢がそのコンテンツの大筋のストーリーと合致していること。
2.マンガ名に出てくるキャラクターの設定がそのキャラクターの名前が持つ運勢と合致していること。
さて、いよいよ検証に入ります。
『1.マンガ名の運勢がコンテンツの大筋のストーリーと合致していること。』
マンガ名「サザエさん」を樹門流姓名判断で読み解きますと、
【波乱はあり、時に無鉄砲とわがままになるけど、正義感をもって、誰からも愛されたい】という運勢であると読み解けます。
実際に描かれている作品は日常から理想の家族の姿を求めています。その中で、マンガという可読性、視聴性を考えると飽きられずに見てもらう必要があります。
マンガの特性から、単調なストーリーでは作品は愛されるはずがありませんから、程度のレベルはあれ、刺激性、過激性が求められるかと思います。
刺激性や過激性の二つのうち、「サザエさん」ではどちらを採択するかといえば、サザエという愛される人間的キャラクターを刺激ポイントとして、忘れっぽい、早とちり、素直という要素をテンポとして、それによって人間的に愛されることを求めていると思います。
その一方で、年齢が止まっている「サザエさん」の世界において“波乱性”は不明ですが、フグ田サザエをして、運勢的に時に無鉄砲やわがままだけど愛されたいというメインキャラクターに配置することは適切であると考えます。
『2.マンガ名に出てくるキャラクターの設定がそのキャラクターの名前が持つ運勢と合致していること。』をメインキャラクターたちを検証してみましょう。
フグ田サザエ (中順序型上下系)
マジメで誰かのために尽くすのがメインの運勢であり、自分が見えなくなって敵をつくることがある。
要するに従順でありながら、時折噛みつく運勢で、普段は従順なのに時折トゲのある言動で損する人。父(波平)と母(フネ)はサザエが生まれた時に最後の子にしようと思った。ですが磯野家の家族構成は年の離れた弟(カツオ)と妹(ワカメ)がいることを考慮すると、父母の波平とフネは夫婦関係をやり直してカツオとワカメが生まれたと判断します。
樹門流的フィット感考察:時折相手に噛みつく運勢がサザエのわがままさに直結しているようにも見えます。カツオ・ワカメの兄妹の年齢差は、運勢的に先の通り合点できます。
フグ田マスオ (順序型タテ系)
科学合理的な思考をもちながら、社会に、人に、家族に、パートナーに常に順応する良い人。樹門流姓名判断では仮に兄がいても、フグ田家の実質的な長男相と判断します。
樹門流的フィット感考察:サザエのわがままやカツオの無茶ぶりにも耐えていたり、やさしさがあったりする点は姓名判断的にマッチングしているものと思われます。
フグ田タラオ (タテ型)
合理的な頭脳で負けず嫌いな人。断言して物事を的確に言い述べる人。
樹門流的フィット感考察:三歳にしてはしっかりしています。合理的な頭脳を持ち合わせる片鱗はすでに備わっているかもしれません。
磯野波平 (中一差型タテ系・隔離型タテ系)
従順さがある一方で、自尊心や尊大さが大きいという矛盾がある運勢。
または理性で感情をコントロールする人。ちなみに運勢的にはフネと相性が合いません。
樹門流的フィット感考察:原作ではだらしない人物、アニメでは家長として威厳のある父と設定が異なるようです。運勢としてあげた「従順さ」はどちらかという前者の原作側のキャラクターに寄っていて、「自尊心の大きさ」は後者のアニメ側のキャラクターに寄っています。そのように相反する運勢が同居しております。原作とアニメのキャラも、フィットしているのでどちらも間違いではありません。
磯野フネ (ヨコ型・中順序型ヨコ系)
まずは外見から入って中を見る性質で、自分という存在を認めてくれることを使命とします。また、「なぜ私はこうなるんだろう」と後悔多き性格でもあります。
樹門流的フィット感考察:私がアニメで見る限り、フネの性格と合致感はありませんでした。ただ、原作のフネの設定は「しっかりもので粗相をした者を多く叱る厳しい性格。 手を上げることもよくあり、気性が激しく暴力的なところもある。」とあります。まだこちらの方が運勢的にはあてはまるところがあります。これは原作者側と放映制作側の二者間で葛藤があるキャラクターだと推測できます。
磯野カツオ (中順序型ヨコ系・表十字型)
いちいち悩み、そして答えが出ない。また見方をかえれば、いつも答えを出せない変わり者。非常識の思考で常に物事を模索する人。
樹門流的フィット感考察:思考が安定しないとか、正攻法という概念がないという点はまさに運勢と合致していると思われます。
磯野ワカメ 中順序型ヨコ系・隔離型上下系)
悩みが多い乙女であるが、それを解決できる斬新な思考を持ち合わせる頭脳がある。末っ子相(末っ子にあるべき運勢)ですが、長女であるサザエよりも親がもっとも頼りにする実質的な長女の役割を果たす子です。
樹門流的フィット感考察:兄カツオとは対照的に利発さがあって、逆に妹の立場から諭す場面が印象的で、そのようなしっかり具合は兄よりも親に頼られる片鱗が垣間見られると思います。
マンガ・アニメヒットの条件
国民的マンガ(アニメ)になる条件定義の二つについて、「サザエさん」の鑑定結果として次のような検証結果になりました。
『1.マンガ名の運勢がそのマンガの大筋のストーリーと合致していること。』については、マンガ名「サザエさん」とそのサザエさんが目指す世界観は合致していると判断ができます。マンガとしてのヒットと国民的アニメにいたった背景には名前の影響は強いとみて良いのではないでしょうか。
『2.マンガのキャラクターがそのキャラクターの名前(運勢)と合致していること。』について。
波平とフネの相性の悪さはありますが、それ以外はキャラクター自身の性格は等しい運勢であると判断ができると思います。特にカツオのシンクロ(同一性)率はエモかったです!!
ちなみにこのサザエさんに時間が概念を加えてキャラクターが成長したとすると、カツオは絶家代で磯野家の存続は怪しく、ワカメは兄をしのぐ存在となり、ワカメが磯野家の実質的な中心人物に成長していくはずです。(アニメで描かれるはずはありませんが・・・)
いかがでしたでしょうか。
それでは最後にもう一度、国民的アニメ・ドラマがヒットする条件を確認しましょう。
樹門流占術、樹門流姓名判断では国民的マンガ(アニメ)。ついでに国民的ドラマになる条件は次のように定義しています。
1.マンガ名やドラマ名が大筋のストーリーと合致していること。
2.マンガ名やドラマ名のキャラクターが名前という運勢と合致していること。
3.ドラマであればキャラクターと役者の相性が整うこと。
おおまかな内容は以上の三つで、そこに良い運勢があれば、継続性が出るので世代間を超えたコンテンツ・商品名にもなりうるということでしたね。
気になる名前があれば直接鑑定をぜひお受けください。
少し早いですが良いお年をお迎えください。
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