二代目樹門幸宰
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パンダの世界
占い師の二代目樹門幸宰です。
動物の中で老若男女に人気のパンダ。(人間の)幼子にも見えるような愛くるしさがあり、ほんとにかわいいですよね。
頭部は白い毛におおわれて、眼、鼻、そして耳のまわりだけが黒い、動物の中でも唯一無二の模様はかわいさを強調しています。
また、主食がササの葉やタケでどう猛さが無いことも、一段とかわいさを強調しているかもしれません。
日本でパンダに会いに行けるのは関東では東京は上野動物園(以下、「上野」)と、関西では和歌山の南紀白浜アドベンチャーワールド(以下、「和歌山」)が有名です。(もうひとつは兵庫の神戸市立王子動物園です。)
実は上野のパンダと和歌山のパンダには圧倒的な違いがあります。
それは繁殖率と生存率です。
パンダの発情期は1年に1回、それも3月から5月の間のさらに14日間と狭き門であります。さらには好みが激しいパンダはお見合いすら気難しく、夫婦になるのもたいへんなようです。
上野のパンダと和歌山のパンダの繁殖率は全く違います。
中国本土以外の土地で和歌山のパンダの繁殖率は最多の実績を誇るらしいのです。繁殖率に留まらず、生存率にも大きな差があり、上野よりも和歌山のパンダの方に軍配があがるのです。
その理由はまだわかっておりません。和歌山はパンダがいる中国のその地域の気候が似ているとも言われていますが、それだけではないはずです。
今日はそれらの違いの原因である、ファクターXに私、二代目樹門幸宰が近づいてみます。
各動物園のパンダ
中国の国交スタイルでもある、パンダ外交の端緒となったのは上野動物園です。
まず日本初のパンダとして有名なのは、1972年に来日した康康(カンカン)と蘭蘭(ランラン)です。同年に中国との国交が正常化した記念に貸与されたものです。
そこから、童童(トントン)・悠悠(ユウユウ)・陵陵(リンリン)などが続き、最近(2021年)生まれの、公募で名前が決まった暁暁(シャオシャオ)・蕾蕾(レイレイ)がいます。
もれなくすべてのパンダは、漢字二文字で、同じ漢字の構成となります。
調べた限り、上野動物園のパンダはすべて漢字二文字の同じ漢字で構成されたもので、これは“初代”の康康(カンカン)と蘭蘭(ランラン)にあやかったものでしょう。
しかし、上野で生まれたパンダは生まれても早くになくなったりと、中々に子孫がつながりません。
一方、和歌山のアドベンチャーワールドにいるパンダは上野動物園とは違います。
しかも、そこにいるパンダの生存率は注目すべきものです。子どもたちがしっかりと生き残っています。
1992年生まれのオスの永明(えいめい)はメスの梅梅(めいめい)との間に7匹のパンダが生まれ、その後、梅梅は2008年に永眠。今度は2000年生まれのメスの良浜(らうひん)と夫婦となり、桜浜(おうひん)・桃浜(とうひん)・結浜(ゆいひん)・彩浜(さいひん)など10匹のパンダが生まれています。永明と良浜のパンダ夫婦は、仲睦まじく2020年にもパンダを生み、子供たちは現時点で無事に育っています。
子供たちが順調に育っているのは上野動物園には見られない特徴かと思います。
違いは名前にあり
その違いはズバリ名前にあると、樹門流姓名判断では考えます。
結論から申し上げると、同じ漢字がくり返し使われる場合、運勢的に継続しない名前になる可能性が高まります。
もう一度上野動物園のパンダの名前を見ておきましょう。
- 康康(カンカン)
- 蘭蘭(ランラン)
- 童童(トントン)
- 悠悠(ユウユウ)
- 陵陵(リンリン)
- 暁暁(シャオシャオ)
- 蕾蕾(レイレイ)
実際にそれぞれの名前を、樹門流姓名判断すると、継続しない運勢の比率は実に高いものでした。
今度は、和歌山は南紀白浜アドベンチャーワールドのパンダの名前を見ておきましょう。
- 永明(えいめい)
- 梅梅(めいめい)※2008年永眠
- 良浜(らうひん)
- 桜浜(おうひん)
- 桃浜(とうひん)
- 結浜(ゆいひん)
- 彩浜(さいひん)
同じ漢字の構成は唯一、先に永眠した梅梅のみで、それ以外のパンダたちは樹門流姓名判断に当てはめると継続する運勢比率が高かったのです。上野動物園のパンダちゃんとは残念ながら継続性は全然違うものでした.ここでいう継続性の意味は、健康寿命があることや、子孫性への可能性、それらの持続性ということです。
樹門流姓名判断の結論からすれば、同じ漢字がつかわれると必然と子孫性すらも継続しない可能性が出てきます。これは人の名前にも当てはまります。
実はこれはパンダが会える三つ目の動物園、兵庫の神戸市立王子動物園にいるパンダの名前も上野動物園方式にて重複する名前でした。
オスの興興(コウコウ)とメスの旦旦(タンタン)の夫婦から、人工授精にて2007年には生まれる前になくなり、2008年には生まれましたがすぐになくなってしまいました。オスの興興は14歳でなくなり、現在はメスの旦旦だけが同動物園にいます。
余談にはなりますが、ひょっとしてはと思い、日本では一度野生絶滅した日本を象徴する鳥である「トキ」も調べてみました。学名「Nipponia nippon」の絶滅危惧種のトキです。
1999年に中国からやってきた「友友(ヨウヨウ)」と「洋洋(ヤンヤン)」の第一子(オス)で、国内初の人工繁殖で誕生したのが現在は22歳の「優優(ユウユウ)」です。
このトキ「優優」の名前も公募で選ばれていました。
そのオスの彼も去年2021年の時点で7歳メスとつがいになり、そのメスが5個の卵を産んだらしいです。トキの名前は上野動物園のパンダにちなんだ命名方法のようなので、うまく成長して新たに名前が公募でつけられたら、おそらく“上野形式”となるではないでしょうか。トキの超希少性は名前も原因のひとつだと本気で思っています。
より良いパンダ界のために
改めて名前の観点から、和歌山のパンダは上野動物園のパンダと違って、比較的継続しやすい名前になっておりました。そしてこれが結果の差だと考えています。
名前とは怖いものです。なぜなら名前を次のように樹門流姓名判断では考えているからです。
そもそも名前は頭脳を制御します。コントロールするのです。
そして、その頭脳が性格を決め、性格が人生を選択し、その積み重ねが運勢となります。
上野動物園のパンダちゃん。当方に来れば、本気で今より良いパンダ界が訪れるかもしれません。あと、神戸市のパンダちゃんもぜひいらっしゃいませ。
それまでずっと遠くの方で眺めています。
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