「戦中・戦後まもなくは大家族の世帯が多かった」という話を聞きます。
昔は祖父母・父母・子供達や、そこに父の兄弟家族なども住む、いわゆる大所帯でした。しかし、現在では祖父母は祖父母の家。父母は父母の家、子は結婚しても親とは同居せず、夫婦のみ、または夫婦の子どもが結婚をしても、また新たな核家族が誕生します。現在の日本の核家族率は約6割にのぼるらしいです。
変遷
大家族から核家族への変遷。その背景には様々な要因が考えられます。
都市圏への一極集中や、長寿化による親夫婦との同居が困難。職業の多様化や転勤などの物理的な事情など。これは時代の流れ、自然な流れかもしれません。
仮説
「国が貧しい時代は大家族化が進み、国が豊かになると核家族化が進む」という仮説が成り立つとは思いませんか。
というのも国が貧しければ、そこにいる国民も貧しい。貧しければ、農業など第一次産業等の“人手”が欲しいために自然と子沢山になります。子沢山になれば、祖父母が孫の面倒をみて、父母が働き、その下で子どもたちも貴重な労働力になっていきます。大所帯の方がはるかに子どもを養育しやすいからです。
循環
一方で、国が豊かになれば、医療が発達し、子の致死率が下がります。
また、二次や三次産業に従事していれば“人手”は解消され、子供は少なくて問題ありません。近年の傾向としては都市集中により養育費がかさみ、少子化は加速化します。少子化になれば父母だけで養育が可能となるため、核家族化が進行します。
実際に後進国では大家族が主流なのでその仮説はうなずける話で、国力を背景にして大家族化と核家族化は循環していくというのは間違いではなさそうです。
もしも日本が“無”の一からの出直しであれば、大家族化になっていく可能性は多いにあるはずです。
国力
アップダウンする国力のサイクルの裏に、男系化のあとには必ず女系化が進むという考えが樹門流占術にはあります。
つまり、家が栄える時は自ずと男性がたくましくなり家を栄えさせます。これを男性が軸となって家を支える『男系』と呼びます。しかし、一度栄えた後はどの家も必ず女性が軸となって家を支える『女系』化が進むのが常で、男系の後にはすぐに女系化が始まります。
社会が豊かな時代になると女性は強くなり、男性よりも生命力や精神力が優勢になります。
構図
戦中・戦後の大家族から現在の核家族に至る流れはちょうど国の発展期と重なり、男系によって国が成長、ところが国が豊かになり成熟すると一転して女系化となる構図は家と社会が見事にシンクロしていると考えられるのです。
現在は女性に優しい社会とはまだまだ言えませんが、実質的な能力は男性よりはるかに女性の方が優勢な女系化が進行しているようにも見えます。
大家族だった時は男系の力が強く、核家族の現在では女系化が進行していて、男性群はどこか“か弱い”印象があります。
最後に
大家族の方が子どもは楽しいでしょう。
大家族がまとまるには父の威厳、父権が必要です。父の号令のもとで家族が一致団結できる、いわゆる統括力がある家は男系化した時のみ発動されます。
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『支配者』は男か、女か?
「配」は女性が、くねくねと腰をくねらせ、酒をくばることに由来します。
「支え、配る」のは女性の役割ですから、本当の『支配者』は女性です。
「ささえ、気を配る」のが本来のまとめ方なら、それを嫌がるものは少ない
でしょう。東洋は伝統的に、母系社会つまり女性が支配者だったのです。
たとえば卑弥呼は、結婚しないで、男を何人も使いこなしていて、その伝統は何代も続いていたといいます。
それを女性から、むりやり武力で取り上げたのが、男性でした。
「権力者」とは、「権力=かりそめの力」をもつ者のことで、本当の力を
ものではないことを示します。例えば征服王朝である暴君神武。
つまり、支配とか、権利・権力なんてものは、男(文字文明)の作り上げたフィクションかもしれませんね。
上記を元に、独自の考えを述べます。
1)代々「卑弥呼」の名が続いたとされるように、姓のない時代は
母を中心とした大家族制度が、末永く続いた時代があった(こちらが正常な流れ)
そこでは姓がないのですから「3代栄枯盛衰原則」がなりたつ理由がありません。
2)今の女系化の流れは、歴史が元に戻ろうとしている姿かもしれない。
(どんどん跡継ぎがへっているので…姓がなくなるかも…)