手前味噌にはなりますが、お客様から樹門流姓名判断は「本当によく当たりますね」とお褒めの言葉をいただきます。当然、その自負心はありますが、言われるとなると嬉しいものです。
それはさておき、その当方にお越しいただいたお客様の中でこの占い(樹門流姓名判断)に出会う以前に、当たるとか感心があった占いとして『四柱推命:しちゅうすいめい』をあげる方がいらっしゃいます。
過去に「その他の占いとの違い」と「占い・姓名判断の流派に迷ったら」という記事を挙げました。
それは“占いをしたい、でもどの占い(どの姓名判断)を選べばよいかわからない”というユーザーに向けたアドバイス記事です。
今日はそれに類する記事で、『四柱推命』と『樹門流姓名判断』というそれぞれの占いの説明です。
その四柱推命は中国古典派、伝統派、日本でも新派や旧派など色々な流派があり、簡単に論じることは難しいものです。
そして何よりも四柱推命と姓名判断は占い方は全く異なります。
そこでいわゆる技術的な内容ではなく、姓名判断との比較材料になるよう、四柱推命と、姓名判断、さらには樹門流姓名判断の考え方の違いに焦点をあてます。
(四柱推命・姓名判断のプロの占い師さん、間違いがあってもぜひご容赦くださいませ。)
四柱推命
占い方
四柱推命は名前と生まれた生年月日で占います。
基本は生年月日にあたる「年」「月」「日」「(生まれた)時間」という四つの柱を軸とするので四柱推命と呼びます。
四柱推命は「年柱」「月柱」「日柱」「時柱」から人の運命をわかってしまうといいます。
そこから割り出した“星(天体の星ではなくめぐり合わせの意)”などの配置が重要であるという考えです。概して、努力が報われることもありますが、運命論としては、先天的要素を重要視する感覚が近いと感じています。
名前の位置づけ
四柱推命では四柱とあわせて名前も見るのですが、名前に対する考え方が一般的な『姓名判断』と違います。定められた運命の中での善処であり、悪さが目立つ運命であれば名前によってアク抜きをする、良さを増すための一つのツールのような役割が名前に対する考えのようです。
人生の捉え方
運命論は、例えるならば、駅に向かう人。その人が電車に乗る種類が違います。
ある人は仙台行きの各駅停車に乗り、ある人は大阪までの特急。さらには九州にまで新幹線に乗る人もいます。みなスピードも所要時間、行先も異なります。
四柱推命は途中でその道、人生を変えることはできない。むしろ速さ、時間、目的地を知ることが重要。
運命が変わらないが、命題は“己を知るこそがすべて”の印象です。
一般的な姓名判断
占い方
一般的な姓名判断は漢字画数の和から「A=B」。この数だからこうなるで、性格や人生の趨勢、適職、恋愛の傾向、結婚運・家庭運、かかりやすい病気などを解きます。
また総画(画数のすべての和)24画、31画を吉数と呼んだり、26画、36画は凶数と呼んだり、吉とか凶の数字は一般的姓名判断の中でも流派によって違います。
名前の位置づけ
画数の和がその名前がもたらす運勢という考え方です。
したがって、その名前を改名すれば運勢は変わるという考え方を持っています。
人生の捉え方
運勢を知ることも大切ですが、凶の名前であれば運勢を変えてしかるべきと考えているはずです。
樹門流姓名判断
占い方
漢字画数を出すのは一般的な姓名判断と一緒ですが、計算方法、考え方がそれとは違います。
性格や人生、適職、恋愛の傾向、結婚運、愛情運、病気傾向はもちろん、バランスで運勢を判断します。
幸せの名前の定義があります。
それは「健康・経済・愛情」の三点の均衡(バランス性)、かつ継続性の有無を見定めます。「継続は力なり」であって、つながる名前、継続しない名前の見極めを重要視します。
また、運勢は個人単体が勝手に歩んだ人生ではなく、運勢は直近の祖父母や父母による遺伝で伝わり人生を織りなすと考えます。つまり、運勢の原因を特定することができます。
「健康第一に、ご飯が食えて、愛情(家族愛)が継続する」
これらがかなう運勢を幸せな名前と解きます。
この考えを基準に健康・経済・愛情の三つがバランスよく継続する名前を『継続代』、反対に継続しない名前を『絶家代』と呼びます。
2.明確な占術体系
名前のバランスによって運勢を体系化しています。
例えば、戦国武将の織田信長は「タテ型(別称:A型)」という運勢型に分類されます。
この「A型」は科学合理で負けず嫌い、勝者を狙います。
絶対主義者ですべての言動は勝者になるがためです。人生の指針はそうできていますが、運勢傾向は50歳以降下降します。これらの性格や運勢は遺伝で伝わります。
運勢の善し悪しを数十のパターンの“運勢型”に体系化しています。
“運勢型”は個性であり、その個性が引き起こす人生そのものが運勢となります。
その個性もバランスの有無で幸せな名前とそうではない名前という判断ができます。
3.運勢は原因があっての結果である
家は三代にして興亡を繰り返す法則性があります。
織田信長=「A型(タテ型)」は家三代の興亡(※)の二代目に相当し、必然と子の代は三代目になり、家が存続かどうかの瀬戸際になります。
織田信長が勝者を狙う運勢の原因は母方、父方がともに分家の流れで、父方の祖父と母方の祖母が弟や妹の立場で分家であるがゆえに、兄や姉の本家から劣勢(敗者)を強いられたことを意味します。負けたことの執着が勝つことへの執着へ変わり、祖父母から隔世遺伝した信長は反対に優勢・勝者を狙う人生を使命とします。
名前をみることによって、家系の中での縦軸のつながり、あわせて兄弟姉妹の中でどの位置にうまれたという横軸が加わることによって、存在性、人物像が眼前で鮮やかに描写されます。
どんなに栄えた家も丸三代を過ぎると斜陽する家系の流れのことです。
「初代」が苦心して興隆して財産を残しても、「二代目」は財産を徐々に使います。
「三代目」では初代が築いた財産を食い潰すというもので、どの家にもあてはまる厳粛な世の法則です。
名前を(樹門流)姓名判断することによって、「初代」「二代目」「三代目」のいずれかの代が判明します。
『家三代の興亡』で「初代」を築くときは、必ず夫の系譜=男系で夫が実権を握ります。
強い男性が「初代」を築きます。その次の「二代目」では早くも女系化が進み、女性がリードをし始めます。「初代」の後にすでに繁栄している家系では、お金の管理に適している女性リードの要素が求められます。よって女性の力、発言力は強くなります。
そして「三代目」になる頃には、女性はもっと強くなり、逆に男性は弱体化していきます。
「三代目」の男性の妻になる女性はたくましい存在というのが王道になるのです。
名前の位置づけ
“運命”は未知数という概念が樹門流姓名判断にはあります。
というのも、一人ひとりが名前によって“運勢”が違っていて、名前が持つ裁量権が大きいと考えています。
運勢と運命は違います。“運勢”が複合したものが“運命”だからです。
運命は定められたもので、運勢はその名前が持つ人生群。つまり、運勢が積み重なって運命となるのです。
例えば、結婚前の姓名で(A)という運勢。結婚後の姓名で(B)という運勢。
夫婦が最後まで添い遂げたのであれば【(A)→(B)】という一連の”運命”だったと判断します。もしも途中で離婚をしたのなら、【(A)→(B)→(A)】という一連の運命だと考えるのです。
もしも継続性がない名前の人を改名することによって、健康面がつながらない人がつながるかもしれない。経済面が弱い人が正常になったり、愛情面で添い遂げるパートナーにも出会うかもしれない。親との不仲や、子との不仲の改善。何よりも個人が請け負う人生の中の生きやすさが求めやすくなること。この意味で名前には裁量権があると申し上げました。
人生の捉え方
スピードも所要時間、行先も異なる電車の種類はたくさんあります。
青森行きの各駅停車に乗る人、ある人は特急で博多行に乗る人。新幹線で東京行きに乗る人。
樹門流姓名判断が考える改名の可動域は広く、座席が広くなったり、行先が延伸するかもしれない。たとえ行先が変えられずともレールの幅が広がり安定性が出るかもしれないと考えています。
個人差はありますが、名前が持つ振り幅に大いなる可能性があると考えております。
四柱推命に比べると樹門流姓名判断は名前によるその裁量を重視しています。
まとめ
四柱推命と一般的姓名判断と樹門流姓名判断の考え方が中心の記事になりました。
まずは自分が良いと感じた占いに目星をつけて、次にその占術のおためし鑑定をして吟味する。結局、それが賢明かと思います。
参考までに本記事を作成時点(2020年5月)の検索サイトにて、「四柱推命」「(一般的)姓名判断」のビックキーワードで一位表示された無料診断サイトと当方の「樹門流姓名判断」サイトをピックアップさせていただきました。ご検討ください。
関連記事
二代目樹門幸宰
二代目樹門幸宰
【ホームページで占いたい:魂ゆら占い】https://www.e-tamayura.com/
【占い師の鑑定を受ける:美シク生キル姓名判断】https://www.jumon.co.jp/
※本文の無断転載及び引用等お断りします。
また、感想や答えられる範囲であればご質問もお待ちしております。