私たちの名前は、両親や祖父母から受け継いだ運勢に導かれてつけられたものです。
しかし、それが良い運勢とは限りません。
せっかく両親が幸せを願って命名してくれたとしても、反対に不運に見舞われてしまうこともあります。
そんな時に「改名」を考える方もいらっしゃるのではないかと思いますが、たとえ名前を改めたとしても、すぐに「新しい運勢」が定着するわけではないのです。
新しい運勢が定着するまでには、いったいどれくらいの時間がかかるのでしょうか?
そもそも「改名」って?
実際に改名に至る人は、「読みづらい漢字だったから」「親族に同じ名前の人がいてややこしいから」などの理由であることが多いようです。
日ごろの生活で不都合が生じるので漢字をひらがなにしたい、読みを変えたいといった方がいらっしゃるようですね。
また、以上のような理由から「戸籍そのものを変えるケース」のほかに、通称として本名とは異なる名前を名乗る場合もあります。
例えば芸能界でのお仕事や文筆業などをしている方が芸名やペンネームを名乗るのも改名にあたります。
そして、姓名判断によって「良くない運勢」という結果が出たことを理由に改名に踏み切る方も多くいらっしゃいます。
この場合も戸籍から変える方もいれば、通称として別の名前を名乗る方もいるようです。
ただし、運勢を変えるために別の名前を名乗る際には、多くの流派で「戸籍から変える必要はない」と認識されています。
樹門流姓名判断では、明治時代に戸籍法が定められる以前に生きた歴史上の偉人達も名前通りの人生を送っているといった事実があります。つまり、人の運勢に大きくかかわるのは「戸籍」ではなく最後についた「名前」であると考えています。
では、姓名判断を下に改名したとして、その運勢が定着するまでにはいったいどれくらいの時間がかかるのでしょうか?
「新しい運勢」が定着するまではおよそ9年!?
厳密には、改名によって新しい名前を名乗るようになった瞬間から運勢が好転する可能性は出てきます。
運勢を土壌に例えるなら、改名はその人の土壌を最大限豊かな状態に整える働きを持ちます。
適度に雨が降り注ぎ、お日様の光が照らせば土壌は豊かになりますが、大量の雨は土地を荒らし、日差しが強すぎれば干ばつにつながってしまいますね。
改名とは、「大雨を雨に」「台風を大雨に」変えるように、土壌を以前より少しでも豊かな状態へと導くために行うものなのです。
ただし、土壌を理想的な状態へと導くにはそれ相応の時間がかかります。
運勢や人格が完全に新しい名前のものになるには、おおよそ9年の歳月が必要になると考えられているのです。
9年という歳月は、改名だけでなく生まれたばかりの赤ちゃんに命名した場合も同様に適用されます。
生まれたばかりの赤ちゃんは自分の名前を認識することもまだできませんが、命名されたとおりの運勢や人格を持っています。
それが3歳で33%、6歳で66%といったようにだんだんと成長するにつれ明確になっていき、およそ9歳で完全に名前が示す通りの運勢・人格を持った人となるのです。
早く定着させたい! 運勢を定着させるためにするべきことってあるの?
「それでもやっぱり早く運勢を定着させたい!」と考える方は多いかと思います。
また、姓名判断の流派によっては新しい名前を紙に何百、何千と書き続けることを推奨する場合もあるようです。
樹門流姓名判断では、そのような変わったことをする必要はないと考えています。
私たちの名前と運勢は連動しているため、特別何かをする必要はないのです。
極端に言えば、本人は改名の事実を知らなかったとしても運勢は自然と新しい名前のものへと移行していくのです。
一方で、これは新しい運勢を定着させるための近道はないということにもなります。
新しい名前を名乗り始めると同時に、新しい運勢の効力は緩やかではありますがしっかりと発動していきます。
「もしかして、名前のせい?」悩んだ時にもぜひご相談を
子どもの名付けは、両親にとってとてもうれしくもあり、かつ悩みのもとになるのではないでしょうか。
呼んだ時や呼ばれた時の印象を第一に考える場合もあれば、文字などの意味を重視して命名する場合もあります。
もちろん姓名判断を参考に良い運勢の名前を命名しようと考える方もいらっしゃいますね。どのようなことを重視していたとしても、我が子の幸運を願う気持ちに変わりはないはず。
そして私たち自身の名前も、そのように愛情をもって名付けられたものです。
そんな願いの込められた名前を名乗っても、反対に不運や不幸にあいやすい人もいれば、幸運に恵まれている人もいます。その意味では人生は不公平かもしれません。
幸運な人生を手に入れる方法として改名を考えるのもいいかもしれません。
お子さんの命名はもちろんですが、ご自身の本当に幸せな人生のためにもぜひご相談くださいませ。