我が子に幸せな人生を歩んで欲しいと願うのは、親として当然のことです。
幸せな人生と聞いて、どんな人生を思い浮かべますか。
『金運に恵まれた人生』を思い浮かべる方も少なくないのではないでしょうか。
生きていくためには大なり小なりお金が必要です。
衣食住、どれをとってもお金がなければ一般的な水準を保つ事は難しいでしょう。
そして、欲しい物を我慢せざるを得ない生活よりは、余裕のある生活。
さらに言えば、人が羨むような裕福な暮らし。
お金はどんなにあっても邪魔にならない、というだけあって、上を見ればきりがありません。
今回はそのような運勢にある人の特徴についてご紹介します。
名前で『お金持ち』になるわけではない
我が子に「幸せな人生」=「金運に恵まれた人生」を歩んで欲しいと願い、姓名判断で金運に特化した画数を探し、その画数で命名する。
これが、少し前までの「姓名判断による一般的な命名法」だったと認識しています。
では、実際に名前で金運が左右されるのでしょうか。答えはYESであり、NOです。
これはどういう意味だと思いますか?
命名により金運に特化した運勢を授け、裕福な人生をとることは、必ずしも「金運のある運勢」とは言えません。
自らが成した結果で経済的に豊かな人生となることを「金運のある運勢」としています。
財を直接狙うのではなく、一生懸命働いた結果、成果努力の報酬として「お金持ち」になることが理想です。
また、守銭奴のようにがめつく貯めこむのではなく、お金を有効活用した結果で財を成すことが多くなります。
大富豪になるための三要素
結果で財を成すといっても、ただがむしゃらに働けば良いというものでもありません。
もちろん怠け者は論外ですが、誰でも、どんな運勢の人でも懸命に働けば一財産築けるわけではなく、やはり生まれ持った運勢が絡んできます。
まずは能力が必要です。
といっても高学歴である必要性はなく、ここでいう能力は生きる上でたくましい相応の適応力です。
それを土台にして次に運が必要になります。
現実的には勇気や決断力、時に野生の勘がそれを後押ししてくれるものでしょう。
これらを併せ持つ人はタイミングがあえば大富豪になることもあります。
更に加えると、皆に慕われ人望を集める人であれば、気付いたら経済的に余裕が出る地位に押し上げられ、その恩恵は本人のみならず、子や孫まで行き渡る可能性もあります。
祖父母の代から引き継いでいる運勢 ①
何度かお話したように、『運勢は遺伝で成る』ものです。
まずは、勇気と決断力を持つ運勢の人を例に挙げましょう。
このような人はチャレンジ精神が旺盛で、思い切ったことをするのが特徴です。
これは祖父母の代が何らかの理由で子供の扶養を怠ったことが原因で成る運勢で、この運勢で生まれた人は、当人が頼る人のいない『養子』のような境涯となります。この運勢の人は自力本願型で困難にぶちあたっても今までの経験や体験をもとに打開していきます。
また、人のために役立ってこそ自分の道も開けるタイプで、地道に努力を積み重ね、真面目に生活していれば成功することも夢ではありません。
歴史上の人物で言うなら、徳川家康が該当します。家康は幼少期に大変な苦労をしていますが、その運勢は祖父「松平清康」からの遺伝とも言えるでしょう。
この清康、享年25年と大変短命で、息子の広忠(家康の父)とは僅かに9年しか一緒に生きていられなかったのです。
当然、扶養もちゃんと果たせなかったと見て良いでしょう。
その影響が巡り巡って家康に現れたのです。
そして家康はそれら困難を乗り越えて、今川氏から独立し、織田信長と同盟を組み、豊臣政権下でも磐石な地位を手に入れました。
そして最後には武士のトップである征夷大将軍になったのです。
祖父母の代から引き継いでいる運勢 ②
また、祖父母の代で苦労したことで因果が巡り、自分の代は繁栄する人の例に野生の勘でチャンスをものにする人が挙げられます。
このような人たちは祖父母代が孤立する辛さを味わっています。
そのため、今代では誰からも愛されることを願い、周囲の反応を敏感に察知できるのです。
このような人たちは感性や直感だけで行動したり判断するタイプで、チャンスを見逃すことなく物事を成し遂げて行きます。
祖父母の代から引き継いでいる運勢 ③
最後に、皆に慕われる運勢の人は、祖父母代が何事にもじっと耐え忍んだ経緯があります。
まわりから迫害されたり、人格を無視されたりするような事があっても、人に助けを求めることなく一途に耐え続けたのです。
それによって光明を見出したわけではありませんが、生きていくためには妥協や協調が必要なことを学び、今代ではバランス感覚に優れた人物として誕生します。
周囲との調和を大切にするタイプなので、いたずらに人を刺激することなく、自然と慕われ、大きな人望を得ることができます。
先に挙げた2つの運勢のような個性には欠けますが、順当に物事を進めることができるので失敗することはまずありません。
このように、人は祖父母の代からの影響を強く受けて生まれてきます。
「金運のある人」も同様です。自らが成した結果で経済的に豊かな人生となる人、お金を有効活用した結果で財を成す人は、その原因を祖父母の代から受け継いでいるのです。
名前で子供の金運が左右されるのだと思い込んでいました。
「名前で『お金持ち』になるわけではない」というのはそれだけでまず衝撃的です。
でも、名前負けという話もありますし、最終的には「どう生きるか」「どう育て
るか」が重要なのだと思い直しました。
金運に偏重するのではなく、「幸せ」であり「充実」した人生を生きられるように、
また、社会に貢献して人望を集められる人になるように、人として成長できるように子供の人生を考えたいと思いました。
コメントありがとうございます。
金運はあるに越したことはないでしょうが、お金があればそれだけで幸福というわけではありません。
おっしゃる通り、親としては我が子をどう育て、またお子様自身は成長した後どう生きるかが重要であると考えます。
多くの人に慕われる人格者となるか、経験を糧に成長できるか、そして何よりも充実した人生を生きられるか否か。
生き方、つまりは人生の指針を握っているのが名前です。
ですから、お子様の命名の際には「何をもって幸福な人生とするか」を繰り返し考え、明確にすることが必要なのです。
そうするとお子様の生き方としてまず何を重視するのかを見えてくるかもしれませんね。