あなたは愛情に恵まれていますか
冒頭ではありますが、二つの質問をします。
第一問:「あなたの愛情は山より深いですか。」
第二問:「あなたの今までの人生は愛情に恵まれていますか。」
両方とも、「YES」と答えられた方は幸せな人だといえるのではないでしょうか。
ただ、最初の一問目の質問に対して、「深い・浅い」と抽象的で主観的にこたえざるをえないでしょう。
その一方で二問目の質問「あなたの今までの人生は愛情に恵まれていますか。」
こちらの方が、まだ客観的に顧みることができそうな質問と感じられるかもしれません。
そもそも愛情に恵まれたかどうかは、自分、もしくは自分の家を基準に、その上で他人との比較をして、自覚、認識がはじめて可能になると思います。
学生時代では友人の家との比較をはじめとして、もしパートナーがいれば、そのパートナーの家族の比較は否応なしにも、比較せざるをえないところがあります。そこで愛情の正常さを、程度の差はあれど知ることができると思います。
愛情についてがテーマとなりますが、愛情とは主観的で数字化できないものです。あくまで内面的な感覚(定性的)でしかなく、その中での表現となります。
今日の記事はハッピーな愛情を得るために、反面的なことも知って、そうならない日常を送れるよう、そして愛情に恵まれた日々を過ごしていただくのが本記事の趣旨となります。
ぜひ、プラスの方向へ向かいましょう!
愛情いろいろ
祖父母、父母、兄弟姉妹(以後、兄妹)、パートナー、子供。これらの家族関係や友人関係について、一般論としての愛情の特性と重要性を考えてみました。
祖父母との愛情
父方と母方の、それぞれのおじいさん、おばあさんから、
愛情をもらえてますか?or もらいましたか?
孫のために作る料理、手芸品、家事のこと、農作業、昔話。
中には経済的、精神的な支えになる存在もいます。
たとえば「おばあちゃんの存在なくして今の自分はいない」という人もいるでしょう。厳格な祖父母、優しい祖父母とそれぞれでしょうが、そのありし姿を覚えているということは幸せなことで、きっと相応の愛をもらっていることでしょう。
父母との愛情
両親はとても大きな存在です。
当然にして父親・母親の存在が、人生におけるファースト父親像・母親像になります。
日常の愛情表現、または幼少時に熱が出た時の対応、学校生活へのサポート、教育や成長への関心度、経済的なサポート、厳愛と慈愛の精神的なサポートのレベルにおいて欠くことができない存在といえるでしょう。
これらを十分にもらえたと感じられることは幸せなことだと思います。
兄妹との愛情
一人っ子には一人っ子の良さがあります。
一方で兄妹の良さも当然にあると思います。
幼少期の思い出の共有、ケンカ、和解、協調による成長。進学や就職、恋愛での助言や支援などの精神的な同志のような感覚があるとすれば、とても仲の良い兄妹だといえるでしょう。何よりも大方の兄妹は同じ親を持ち、その意味では同じ位置・バッググラウンドを持つもう一人の自分であり、長期的な絆ができやすい存在といえるのではないでしょうか。
パートナーとの愛情
パートナーとの愛情関係が充実していれば、心身の両面でポジティブな影響をもたらし、より充実した人生を送ることができるのではないでしょうか。
常にあなたを支えてくれてる存在は安心感をもたらします。
安心できる環境にいることにより、ストレスや不安を軽減でき、愛情があふれていれば自信が高まります。
また、深い愛情は精神衛生的にも快適で身体的健康にも貢献します。
スポーツ選手などのアスリートに年上のパートナーが多いのは、多少なりとも同世代のパートナ―より経験や知恵、包容力、自立性が上回っているからではないでしょうか。
子供との愛情
愛情にたいする特徴として、愛情豊かな環境で育つことによって得られるものは、将来にわたってポジティブな影響を及ぼします。
愛情深く育てられた子供は、基本的に明るくポジティブな思考を持つ傾向があります。これは、親からの愛情が自信を育み、物事を前向きに捉える力を強化するためです
自己肯定感、社会性やコミュニケーション能力、ストレス耐性、好奇心、学力がプラスの環境であれば前向きに成長するような伸びしろは増えるのではないでしょうか。
これらの充実度が高ければ高いほど、親は子にたいして理解が深いと言える気がします。
友だちとの愛情
困難な時や悩んでいる時の相談、味方でいてくれる安心感。
率直に言い合える仲であれば兄妹とは違う信頼関係による絆が生まれます。
また、成長を促す存在で良い影響を与えることも、中には大きく人生に影響を及ぼす友だちもいるでしょう。
ここまで祖父母から父母とパートナー、子供、友人とさまざまな愛情の関係性、一般論としての理想的なつながりのようなものを書きました。
その実際の繋がり方や愛情のすべてにおいて原因があるとすればどうでしょう。
原因があって、あなたの愛情は成り立っています。
運勢はいろいろ、愛情もいろいろですが、その愛情の大切さについて樹門流占術の立場からお話しをしたいと思います。
愛情が乏しくなる時
あえて冷静にいうと、夫婦、またはパートナーとは、元々は他人です。
相性が生じたとはいえ、違う人生を歩んできた二人が一つ屋根の下にいるのは奇跡的なことだと言えるでしょう。
相性が合った二人とはいえ、同じ考えを持ち合わせているわけではなく、喜怒哀楽の感情は同じタイミングで巻き起こるわけではありません。
別々の思考を持つ二人がその中で、
共感を持てる部分の多さが相性たる所以であり、さらに喜怒哀楽の感情を共有しやすいところに相性の良さがあると思います。
とはいえ、人間は感情の動物ですので、二人の感情は常に違う形やそれぞれのタイミングで揺れ動くものではないでしょうか。
些細な日常の一コマによって夫婦がギクシャクすることがあるかもしれません。
もしくは自身の両親や、パートナーの両親を理由とする関係悪化もあるかもしれません。
もしも共働きで、自分は9月・10月が、相手は11月・12月が多忙にて、その忙しさが継続することで長期的なストレスがお互いに負荷がかかることもあるでしょう。
表面または、奥底の不満を抱えながら夫婦生活を過ごし、さまざまな問題を抱えて、ほとんどの人は生きているのかもしれません。
むしろ、同じ考え方であり、同じ感情がシンクロ(同時化)するなんてのは、よほどの相性の良さと言ってよいでしょう。
あなたとパートナ-との相性が良かったとしたらそれは幸せなことです。
でも仮にあなたとパートナーが不仲であるとどんな未来が起こるのでしょう。
不仲で別れることもあるでしょうが、子孫に悪影響と物語はその後も続くこともあります。
でもなぜ不仲な関係性がおこるのでしょう。
そんな今もし不仲であった場合、どういう状況が考えられるのでしょう。
もしも、あなたがパートナーと不仲な関係であったとして、
その原因を性格とする、三つのパターンを想定してみました。
- 不仲で、特にパートナーの性格に難があって別れる関係
- 不仲で、特にあなたの性格に難があって別れる関係
- 不仲で、二人の性格が根本的に合わず別れる関係
1.不仲で、特にパートナーの性格に難があって別れる関係
パートナーの性格に難があって、夫婦生活に支障が出て、その末に別れてしまった。きっとこの場合は自分は被害者であって、パートナーである相手に非があるとする思いが駆け巡るかもしれません。
しかし、パートナーの性格に難があって別れてしまった場合であっても、あなたの愛情の弱さがそれを引き起こしたと判断をします。
ここが普通と考え方が違うところかと思います。
たとえば、常にルーズで約束が守れないとか、お金を稼げない人、異性にだらしない人を好きになる人は一定数の方がいらっしゃると思います。
愛情とは運勢であって、上り調子と下り調子が個別に存在するものです。したがって、パートナーのせいと一見思いがちな夫婦関係であっても、あなたが持つ愛情の弱さが相手を引き寄せての相性の結果をもたらしているのです。
2.不仲で、特にあなたの性格に難があって別れる関係
特にあなたの性格に難がある場合はどうでしょう。
もし責任の所在があなたにあるとすれば、現実的にはあなたが一人反省すべきかもしれません。
そして次こそは自分の難を訂正(是正)ができることを願うばかりです。
結論としては致命的に性格に難があれば、よほど深い原因があるといえます。
つまり、愛情のつながりの弱さがあなたの父母、祖父母にあったと。
だからそのような名前になっているはずなのです。
反対に相手を好きで好きでしょうがない。にもかかわらず、不幸にも相手が途中でいなくなるのも別れの相性がもたらす現象です。このようにひどい仕打ちが訪れてしまうこともあります。
これもあなたとパートナーも、愛情の弱さゆえの縁が、結果的に別れに向かわせたと考えるのです。
3.不仲で、二人の性格が根本的に合わず別れる関係
3の場合、あきらかに両方に愛情がない、安堵しない関係はとても不幸です。お互いに実感していれば、それはさぞ虚しいものでしょう。
考え方としては愛情の弱さは運勢が共鳴(シンパシー)して成り立ちます。
したがって、暴力をふるわれる、経済苦からの常時ケンカ話など、または年齢的に早くから、いろいろな事情によって相手がいなくなってしまうことも愛情の弱さが運勢にあるがゆえの現象となってあらわれます。
そもそも、なぜ愛情が弱い人が生まれるのでしょうか。
祖父母代、父母代、自分、子の代、孫の代といつの時代でも起こりうる普遍の課題です。
愛情が乏しくなる理由はどんなことが巻き起こっているのでしょう。
以下のような状態は未来にとって、危険な瞬間になりえます。
愛情が弱い人が誕生する理由は、一言でエゴイズムです。
子供を作るという選択をしたのであれば、一定の割合で子供が授かる日はやってくるでしょう。その行為は、夫婦仲の良さのピーク時にだけ子供が授かる行為をするわけではありません。
つまり、笑顔ニコニコ、清々しいような心持ちだけではありません。
これが人というものでしょう。
たとえ仲が悪くてもその“さなか”であって、険悪な時もあるはずなのです。
ある日突然、そのようなことがあって、そのようにして身ごもったというケースは、意外と多いものです。
つまり、愛情が乏しくなる原因はパートナーの愛情が深刻だったことが考えられます。
自分がパートナーに対して、もしくはパートナーが自分に対して、無理解や人格否定、根深い愛情の対立があった時の懐妊は、その赤ちゃんの人生に愛情の“欠落”を与えます。
- 深刻なケンカをして、強くパートナーの存在そのものを否定した。
- 常に仲が悪かったがそれでも別れなかった。
- パートナーの気持ちや人柄そのものを理解するつもりは根底にもなかった。
言葉による暴力による不仲、義父母、義兄弟など環境に馴染めないことによる不仲など、あちこちに不仲の原因は転がっています。
不仲であっても、パートナーの性格の強さから、受け身でそうなり子供が誕生したというケースもあるでしょう。
はたまた、喜怒哀楽が激しいカップルで、感情の揺れ動きが激しく、感情の変化の中での誕生もひょっとしたらあるかもしれません。
また、経済状況から子作りをためらったものの、本能的な感情が勝った結果や、ことなかれ主義から現実直視しないタイプであったがゆえ授かったなど、人の数ほどの事情で赤ちゃんは誕生します。
言いたいのは、上の例は決してスムーズな誕生とは言えないということです。
スムーズな誕生とは、パートナーとの間による相思相愛を当然にして、お互いが憂慮せずに、深い葛藤や悩みを持たずに、純粋に欲しいと思い、その結果子供ができたというパターンです。
スムーズな誕生を経ると、その人(赤ちゃん)の運勢はスマートになります。
それは“影”がない赤ちゃんが誕生して、“影”がない子供、大人になります。
“影”とは鬱屈、日陰をゆく、深い悩みを持つなど、悩み苦しむ様を表した人生模様を意味しています。
なぜ“感情”が大切なのか
ここまでの話をまとめると、愛情が乏しくなる人の原因は、マイナスな感情がそうさせるということです。
逆に愛情が豊かになるためには、プラス作用に、仲睦まじい、親密、相互理解、心が一つの状態がパートナーとの関係性における時の子作りが良いという話になります。
普通に考えると、その行為自体はそのような精神状態であるべきであって、それこそが自然としかるべきでしょう。しかし、感情の動物である人間は紙一重にできていると理解せざるをえません。
では、もう一歩「なぜ」を進めましょう。
何故、樹門流姓名判断では“感情”を焦点にしているのでしょうか。
それは人生の集合体である運勢の成り立ちに関係しているからです。
運勢は遺伝で伝わります。
樹門流占いでは人の頭脳が性格を決め、その性格が人生を選択、その人生模様を運勢と呼びますが、その運勢は遺伝で成っていると考えています。
一般的に遺伝とは、髪の色、骨格などの肉体的な遺伝のことを指します。
ですが、この占いでは精神的な遺伝、すなわち感情の遺伝子に含まれる情報は父母、さらには祖父母が生き残りをかけて伝えた魂、つまりは、「魂な遺伝」であるとしています。祖父母が、また父母が為しえなかった想いを子や孫に託すかのように、“魂”をもって子孫の性格、そして運勢を形成します。いわばそれは先祖の記憶とも言い換えられます。
その記憶とは何れも、生きる上で不都合と感じた悲しみや怒り、後悔などのマイナスの感情の記憶が、結果的に子や孫に伝わるようになっています。
マイナスだったものをプラスに、その想いが子や孫の遺伝子にまで刻まれ、頭脳性、使命、目的、性格、人生と子や孫の運勢を形成します。
運勢は多くのそれらのプロセスを経て、生き残りをかけて「魂の遺伝」は“名前”に託されます。
したがって、あなたが誕生した経緯は両親によるもの。
ということは、あなた自身があなたの子どもの運勢を決めているということになります。
次は深刻な運勢が生まれる瞬間についてです。