結婚運の比較
ネットで結婚運を調べれば調べるほど、手相占いのそれぞれ(流派)によって、言っていることが違うのです。
例えば、根本の部分の結婚線の年齢の数え方や、右手と左手の違いなどです。
調べるほどに微妙な違いや大きな違いがあったりします。
ですからいったんそれらの違いを洗い出してから、その上で当てはめていきたいと思います。
げんに各手相占いによる内容の違いは、手相の結婚線だけではありません。結婚線以外の手相の中にも占いによる内容の違いがあります。
ふかんすると、言う人=占い師がちがう以上、それはやむを得ないことだと思います。
今回は各手相占いが持つ結婚線の内容がどのように違うのかをみてみましょう。
題目は7つです。
他の手相占いと当占術である樹門流手相占いとを比較した構図で展開します。
まずは比較構図の前に結婚線の定義が必要です。
結婚線とは実質的な結婚を意味しています。
いわゆる通常の籍を入れる結婚や事実婚でも、該当者には結婚線が手相にしっかりと出るはすです。
結婚線の対象者の定義は、生きる上で必要不可欠な人、自身の人生に密接に関わる存在です。この考え方は他の手相の流派もおよそ同じものだと思います。
1.右手と左手の違い
各手相の右手と左手の考え方に違いが見えました。
最初に他の手相占いの考え方を羅列します。
- 右手の結婚線はこれから先の結婚の運勢(後天的)。左手はどんな結婚運を生まれながらに持っているのか(先天的)を見る。
- 右手の結婚線は意識的に考えている “実際の結婚運”なので右手を見る。
- 結婚線を両手で見て、右手と左手で重なる時期での結婚が結婚する年齢。
一方の樹門流手相では、運勢(※後述)は遺伝で伝わると考えます。
女性であれば父方の祖父と父からの精神的遺伝の内容が強く、準じて母方の祖母と母からの精神的遺伝子の影響を強く受けます。男性の場合は逆に母方、準じて父方の影響を受けます。
運勢は遺伝します。
樹門流占いではその人の頭脳は性格となり、その性格が人生となり、その人生模様を運勢と呼びますが、その運勢は遺伝で成っていると考えています。
一般的に遺伝とは、髪の色、骨格などの肉体的な遺伝のことを指します。
ですが、この占いでは精神的な遺伝、すなわち感情の遺伝子に含まれる情報は、父母、さらには祖父母が生き残りをかけて伝えた魂=“遺伝”であるとしています。
祖父母が、または父母が為しえなかった想いを子や孫に託すかのように、“魂”をもって子孫の性格、そして運勢を形成します。いわばそれは「先祖の記憶」とも言い換えられます。
その記憶とはいずれも、生きる上で不都合と感じた悲しみや怒り、後悔などのマイナスの感情の記憶が、結果的に子や孫に伝わるようになっています。
マイナスだったものをプラスに、その想いが子や孫の遺伝子にまで刻まれ、頭脳性、使命、目的、性格、人生と子や孫の運勢を形成します。
“遺伝”の一例で、祖父は祖父の兄に比べ冷遇され敗北感から劣勢を味わうと、その祖父の敗北し悔しい感情(精神性)は、子(父)を介して孫にまで遺伝します。するとその孫は自然と、科学合理の頭脳を持ち、負けず嫌いの性格になります。
例であげた遺伝情報のように、孫は勝気負けず嫌いの運勢を持つ手相を持ち合わせるようになります。
前置きが長くなりましたが、樹門流手相の右手は女性であれば強い影響をうけるのは父方の運勢となります。もう一方の左手は母方からの運勢となります。(男性は右手が母方で、左手が父方からの運勢となります。)
よってその考えから原則として右手を重視します。(場合によっては反対の手も重視します。)
ちなみにLGBTQの方は心で判断して父方や母方のどちらかの比重で決めます。
2.男の手相・女の手相
結婚線においては、男女で見方の違いはないというのでほぼ一致していると思います。当樹門流手相占いも手相自体に男女の区別はありません。
3.結婚の年齢の捉え方
結婚線の年齢に対しては調べた限りでは、他の手相占いと樹門流手相占いでは、年齢の考え方に根本的な違いがありました。
図3のように、ほかのすべての手相占いでは起点が感情線から、終点が小指の付け根になります。
ただ微妙に年齢設定はバラバラでした。
たとえば中間地点は30歳が多く、ほかには27歳や33歳などもみられました。
またその年齢幅(レンジ)にも違いが見えました。
起点側(感情線)は16歳や20歳以下とする場合。終点側(小指側)は、ちょうど50歳または50歳以上60歳までというのもありました。
一方の樹門流手相占いでは、図4のように他の手相占いと起点と終点が逆となります。小指の付け根が年齢の起点となり、感情線がその終点となります。
樹門流手相占いは男女ともに起点の小指の付け根と終点の感情線の中間が34歳とみます。
さらにもう半分にした起点側(小指側)は24歳。中間から終点側(感情線)のもう半分が54歳となります。
樹門流手相の結婚線の年齢間隔について、若い年齢の方がその間隔が長いことにお気付きになられましたか。
というのも中間点から、起点側の半分の24歳は34歳までの10年間に対して、中間点から終点側の半分の54歳は34歳から20年間もあります。これは女性の生理期間が関係している仮説が濃厚です。
4.結婚線の長さ
他の手相占いでは次のようなものがありました。
- 結婚線が長い場合は、健全性がある夫婦関係で苦労も多いが結婚生活は豊かになる。
- 結婚線が短い場合は、損得勘定を求め割り切った結婚が多く、家庭内別居ということもあり得る。
他の手相占いを調べるにつれて結婚線の長さの定義があまりわからなかったという感想と、長い・短いの定義があいまいながらも「長いほど良い」というニュアンスは感じられました。
そこは樹門流手相とで相違があります。
まずは樹門流手相の長さの定義です。手のひらを正面からみた時に、ヨコに伸びる結婚線がちょうど小指の幅の長さの半分くらいを平均とします。それ以上だと長い、それ以下だと短いと判断します。
バランスがとても大切です。長ければ良いというわけではありません。
なぜなら結婚線が長いと弊害が出てくるからです。
結婚線が長ければ結婚する対象の相手に執着するという意味になります。
図6のように、生命線まで伸びる結婚線は別名“ストーカー線”で未練が多く人一倍執着します。
図7のように、感情線と平行する結婚線は別れようと決意をするも、結局経済的や子供を理由に別れない手相となります。
結婚線の長さとは違いますが、図8のように、島がある場所によっては結婚線は相手との死別や捨てられる、性的不全などを意味します。
5.結婚線の本数の違い
他の手相占いの結婚線の本数の違いについてです。
- 結婚線の本数は、結婚のチャンスの数。
- 本数が多ければ、恋愛も多く結婚のチャンスが多い。
- 標準的な結婚線の数は2~3本、それ以上だと異性運が強い。
- 理想の結婚線は、長く濃く一本だけある結婚線。
- 薄くはっきりしていない結婚線は、一人の方が気楽で結婚意欲が低い。
一方の樹門流手相占いでも、ほぼ本数については前出の概要に異論はありません。ただ本数には別なる意味、奥行きがありますのでお読みください。
理想は一本ですが、現在事情からすればたいていは二本以上が多いです。
結婚線の本数別に提示します。
- 0本:人とのコミュニケーションがとれず、せっかくのチャンスを逃しやすい人。
- 1本:好きになった相手と添い遂げる人。
- 2本:一本目の人も二本目の人も好きになります。二本目までに最初の相手と別れることを意味します。
- 3本以上:恋多く別れが多い人。もしくは兄弟姉妹が多く、三男や三女以上と実際に生まれた順番が遅い人にもあらわれます。あるいは3本以上の線があって戸籍が長男長女だとしたら、自然流産や科学流産があって、やっと授かった長男または長女という意味もあります。
6.結婚線の濃さ
大きな違いはなく、一番はっきりとした結婚線が理想というのは、樹門流手相でも同じです。逆に薄い結婚線は結婚する可能性が低い可能性があります。
7.人工結婚線
当、樹門流手相のまったく及ばない考えに、結婚を希望する年齢の場所にペンで書く、狙った結婚線の場所にシワを寄せるマッサージをしなさいとか、一時お隣の国で流行った外科手術、メスで結婚線をつくるという話があります。
ペンで書くにせよ、マッサージや手術にせよ、人工的に結婚線を直接つくるのは無意味だととらえてください。
なぜなら樹門流手相占いは先にお伝えした通り、手相は遺伝の産物だからです。
詳細に申し上げると名前にも運勢があります。
名前が運勢を決める大きな主軸になっています。
その名前(運勢)があり、その運勢(名前)に沿った手相が生まれます。そしてその運勢(名前)に沿う家相(家が持つ運勢)を持つ家に住みます。
頭脳があってその性格になって人生を選び、それらを運勢と呼びます。
その運勢の起点である頭脳、その頭脳の被写体が手相です。
被写体(コピー)である、その場所にどんなにペンで書いても、どんなにマッサージをしても、さらには手術で人工的につくろうがそこに運勢の実体が無いわけです。したがって、その状態では決して頭脳をだませるわけがありません。
まとめ
今回は各手相占いの結婚線の序章的な内容比較をメインにしました。
それぞれの手相占いに違いがあることをご認識できたでしょうか。
もしも手相が運勢を本当に表すとしたら、当方の樹門流手相と他の手相占いのいずれかのうち、真実は一つということになるでしょう。
そういえば、他の手相占いでもう一つ気になったのは、“心構え”を強く持つことを推奨する手相占いが多々あったことでした。「想いを持ち続けることで手相が変わる」という言葉は耳には心地よいかもしれませんが、残念ながら心構えだけでは運勢は決して変わりません。
必然なる運勢が備わっております。
例えば、みんなが自分自身は幸せになりたいと思うはずですが、残念ながら皆がみな、そうはならない現実をだれもが知っているはずです。
理想(心構え)と現実は違うはずなのです。
「結婚線があること」を理想とするならば、授かった運勢が継続するのであれば、結婚線は自ずと手相にあらわれるはずです。また名前と手相の運勢の連動性の話を加味すると、手相とはその名前が持つ運勢に従っている・則(のっと)っているだけに過ぎません。
手相の結婚線はまるで出たとこ勝負の様相をていしていて、名前から授かった運勢で勝負をするようになっています。現実性を直視する“占い”が樹門流占いのオリジナリティーとも言えます。
関連記事
【ホームページで占いを完結したい:魂ゆら占い】https://www.e-tamayura.com/
【占い師の鑑定を受けたい:美シク生キル姓名判断】https://www.jumon.co.jp/
※本文の無断転載及び引用等お断りします。
お問い合わせフォーム