結婚を考えてみる
『結婚』を辞書で調べますと、「夫婦となること。特に、男女の間で夫婦関係を生じさせる法律行為。」とあります。
「結婚」に対する価値観は、現在では様々です。一緒になるのは必要なこととか、けじめ、儀式とか、形骸化したもので意味がないなど、人の数だけいろんな捉え方をされると思います。
賛否の価値観の中で、“区切り”とする見方はどうでしょう。
「結婚」を人生の区切りとする一世一大のイベントと認識をするのはどうでしょう。
その区切りとは、まるで運動会の駆けっこで「よい、ドーン」と空に掲げられた号砲のように、それが身内や友人に響き渡ることで新生活を開始しましたという証とする。その意味では結婚はとてもわかりよいと私は思います。
つながりを考えてみる
ともあれ、「結婚」をしたての新しい二人の門出は大体にして光り輝いています。
そして、もしも望んだ末に「子宝」に恵まれるのはとても幸せなことだと思います。
子孫へ繋ぐことは、新たな家系の歴史が刻まれる瞬間でもあるからです。
なぜなら、私たちが存在するのは、両親も祖父母も、そのまた両親も、先祖が結婚(実質的な婚姻含む)して生を育んでくれたおかげです。
私たちの今の生活はおおげさではなく、人間というよりも生物である本能が繰り返し繰り返されてきた賜物です。
ゆえに結果わたしや私たちにつながった奇跡をまるで五穀豊穣を祝うように、自然に“感謝”があふれ出てくるものです。本能がこの境遇をつくってくれたのです。
マンネリを考えてみる
ところで、人間の感覚には「マンネリ」があります。
これは長所でも短所でもあります。
新婚当初は片時も離れなかった夫婦の二人にもマンネリの作用は働きます。
まさに漫談家・綾小路きみまろさんの世界のごとく、結婚仕立ての若い奥さんが「あなた♪」と寄り添い、声高くささやくような声から、結婚30年も経った奥様ともなると、「あなた!」と時に夫を追いつめるような声に様変わりするわけです。
「相手がそばにいる事が当然」な空気のような存在と見るようになり、適度な距離感をもって夫婦関係を続けて行きます。
とはいえ、マンネリの極限が離婚につながって行くこともあります。
フカンすると、その最終形は家を繋ぐ新陳代謝にもなるので不思議なものです。
同時に奇しき縁(えにし)となるのです。
最初のマンネリは結婚後3年~4年の間に起こります。
それより以前に起こるのは性欲過多か、性格的に結婚不適格な人だといわざるを得ないでしょう。運勢的にやむを得ないとみるのです。
あなたのご両親、父方や母方の祖父母たちがあなたへとつながる中で、必ずどの家の(何れかの代の)夫婦の間に、離婚による生別、もしくは病気事故でパートナーがいなくなる死別が起きています。
人は寂しいゆえに誰かと一緒になります。そして離婚し年齢も若ければ、その後に再婚も経験している場合がほとんどです。これは戸籍上の事だけでなく、実質的な結婚=夫婦同然の恋愛関係も含んでの事です。
実は、どの家もみな離婚・再婚家系、もしくは死別・再婚家系で構成されていると判断もできるのです。このことは樹門流姓名判断でも基本原型とする運勢がいずれも、家系的にそのどちらかで成り立っていることからも裏付けられます。
ちなみに我が家は、父方は離婚・再婚家系です。(母方は死別・再婚家系)
私自身、父方と母方も先祖が再婚をしなかったら存在しえませんので、それを思うと深い因果を感じます。離婚時は当事者同士や、そこにいる子供たちは悲しみや憎しみや負の感情に覆い尽くされます。心の傷もあるでしょう。何年も数十年もひきずることもあるでしょう。
特に離婚・再婚家系はマンネリの作用が原因、災いして愛情面に深い傷を家に与えますが、長いスパンである家系へと見方を変えれば、マンネリは新陳代謝を促すものであるとも考えられます。
「童貞と処女が結婚して、子供も一人、ないし二人が生まれる。そしてその子供は親孝行で常に親を助け、夫婦はいつまでもいつまでも仲良く暮らしました。」という話は奇跡に近いことなのです。
紆余曲折の上に私たちは存在しうる。これが、樹門流占いが持つ最大のテーマであります。
私たちへのつながりを考えてみる
以下、樹門流占いのファン向けの記事です。
人は欲に魅せられて生き、その欲だけでのし上がった家は丸三代を経過すると必ず滅びます。
三代の間に家に名誉や財産がなくなるというのが「家三代の興亡」の法則です。
その最初の三代の間で栄えるのが、魂の出生順位で長男・長女相にあたる人たちです。
しかし、その長男・長女相で栄えた家は丸三代が過ぎた次の代ではそのポジションの人たちは精彩を欠きます。
(長男・長女が世に出ないことも考えられる)
次に栄えるのは分家に当たる次男・次女相の家で、その次男・次女相の家も丸三代経過すると没落(衰退)し、今度は、更に分家にあたる、三男・三女相の家が栄えることになります。
そのように“丸三代”をひとつの周期として、繁栄の中心が下位の順位の家へとずれながら移っていくことを、血系が垂れ下がる、系垂(けいすい)の法則と呼びます。
いわば、分家ほど本家に変わっていくわけなのですが、何れかの代で再婚後の後妻・後夫で家が繋がったという場合はまさしく分家が本家になったその瞬間がそこにあるわけです。
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二代目樹門幸宰
二代目樹門幸宰
【ホームページで占いたい:魂ゆら占い】https://www.e-tamayura.com/
【占い師の鑑定を受ける:美シク生キル姓名判断】https://www.jumon.co.jp/
※本文の無断転載及び引用等お断りします。
また、感想や答えられる範囲であればご質問もお待ちしております。
最近、『姓名の暗号』を読みました。ざっと流し読みしただけですが、興味深いと思います。しかし、わからない点がいくつかあります。
最もわからないのは、先祖(祖父母)の影響を受ける、のくだりで、異性親のほうの影響とか、同性親の影響とかとあるところです。
女性の場合、結婚後の祖父母のことを
指してるのか、結婚前なのか、よくわからないのですのです。
私はむこ養子で、旧姓で同じ姓の実父母がおります。
結婚して、奥さんの姓をもらいました。で、私は、結婚後の姓名で姓名判断をして、祖父母の代の影響がうんぬんと書かれていても、
さっぱり訳がわからずです。この祖父母とは誰のことを指すんでしょうか。実父母のほうの祖父母なのか、婚姻先の義父母のほうの祖父母なのか。
また同性親とは、私にとって実父をさすのか、義父を指すのか。
異性親とは、実母なのか、義母なのか。義母のほうの祖父母など、まったく歴史も知らず面識もないのですが、
この『姓名の暗号』では、結婚後の姓でみた場合、先祖とは誰を指すのか、書いてある場所がありますか。
ざっと流し読みしただけなので、すみません。もしよろしければ、このあたりの疑問について載ってある箇所を教えて下さい。あるいは、ご存知であればご解説ください。
コメントありがとうございます。
占い師の二代目樹門幸宰です。
樹門流姓名判断は遺伝で運勢は伝わるという立場ですが、
その遺伝とは実の祖父母からの隔世遺伝と実の父母からの遺伝となります。
旧姓名でも新姓名でも、実の血系からの遺伝情報を下に運勢が成り立ちます。
ですから良し悪しは別にして、必ず宿命の相手と一緒になることを意味します。
よろしくお願いいたします。