運勢とは何なのか?!
今日は「運勢」の意味を、なんとなしに覚えていただければと思います。
その「運勢」を辞書でひくと、“人が持っている将来の運”と書かれています。
「運勢」と聞くと、“その単語は占いでしか聞かないよ”と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
果たして一般的にみなさんが、運勢についてどんな概念を思い描いているかイメージしてみます。
自分が為した“努力”。
たとえば猛勉強の末に難関校に受かりました。
全然勉強しなかったから第一志望校に受かりませんでした。
運勢は予定された未来ではなく、自分次第で選んだ裁量。つまり、自分の切り取り次第で右にも左にも行くことができるような人生を、運勢の概念として考えられておられるのかと想像したりします。
要するに、これから先の道はすべて白紙であって、未来はすべて自分の努力などで時に勝ち取ったり、負けたとしても未来は未定であって、その都度に予定を常々描いていくもの。そのように考えておられる方が多いのではと考えます。
では、樹門流姓名判断の「運勢」の概念について説明しましょう。
「運勢」は未来が白紙とも、すべてが裁量次第とは考えていません。(他の占いが考えている運勢と解釈が異なります。他の占いが考えている運勢についてはご自身でお聞きください。)
先ほど難関校とか、第一志望校勉強の話がありましたが、そこに出た“努力”すらも『運勢』に支配されているものだとこの占いでは考えます。
もちろん、現象として、努力することはたいへんです。精神をすり減らします。
もし私が「5時間勉強しなさい」と言われたら、いやですがガンバることはできるでしょう。その5時間の努力は苦痛ですが、体に少々鞭打てば乗り越えることはできると思います。
では「勉強18時間しなさい」と言われたらどうでしょう。
歯をくいしばっても、途中でわたしはおそらくドロップアウトする自信があります。
最初はモチベーションが充分であろうが途中で挫折しまうはずです。
出来ませんし、途中で寝てしまうかもしれまん。
ところが、ある一部の運勢を持つ人であれば、「18時間」ぶっ続けで勉強をするような意志力を持ち合わせる素質がある名前、すなわちそのような運勢をわたしは知っています。
わたしと“その人たち”との違いは運勢で、具体的には強い精神力を維持できる力がその運勢に備わっている可能性が高いのです。(それが良いか悪いかはまた別の話ですが・・・。)
ソフトバンクグループの創業者孫正義さんはアメリカに留学した学生時代に、自分は「勉強の虫」なんてものじゃなくて、まさに「勉強の鬼」であり、起きている間はずっと勉強をし続けたといっています。
世で活躍する人は現象でいうところの“努力”を惜しみません。
そのような運勢は睡魔よりも、気力、体力、負けず嫌いなど精神力ですべてをカバーできる強さが備わっています。いわゆるそれらの努力さえもエゴイズムであるとこの占いでは考えるのですが、そのエゴイズムが名前には眠っていると考えるのです。
孫正義さんのその名前には、その運勢があったから今があると考えるのです。
樹門流の運勢
樹門流姓名判断が定義する運勢は次の通りです。
その人の頭脳性、性格、人生の総合的な傾向です。
頭脳があり、その性格になります。その性格が人生を選択します。その結果を運勢と呼びます。運勢を名前から解くことができるのですが、運勢を解くということはその方の『存在性』があらわになります。
さらに申し上げると、運勢は父母やさらにその父母である祖父母からの三代を軸にして、肉体の情報のみならず感情も遺伝することによって作られます。
ですのでその名前であれば、必然的に名前が示す頭脳性、性格、人生、そして運勢へと、そうなる、そうなっていくということがわかります。
一般的に運勢は、5歳や6歳ともなれば大方が出来上がります。
実際にほぼ完成するためには10年の歳月を待たなければなりません。
3歳で33%、6歳で66%、9歳では約99%、そして10歳では100%運勢は形成されます。
一方で運勢には不可解なこともあります。
能力があってもその通りになる場合もあれば、ならない場合もあります。
つまり、人生が自分の本意のままに進む場合もあれば、不本意に進むことがあります。
意志が及ぶところ、意志が及ばないところ、能力だけでは片付けられないようなものもあります。
結果として祖父母、父母、自分。または自分と子、孫という連綿とした家系の中での興亡、つまり優勢な人生と劣勢な人生が振り分けられます。実際の優劣の対象は、健康面であったり、経済面であったり、愛情面です。
〈幸せの名前の定義は、「健康」があること、次にご飯を食べるのに困らない「経済」があること、最後に親子、夫婦、子への「愛情」があることです。
常にこの占いでは、その三点のバランス性と継続性が運勢をはかる、とても重要なバロメーターになっています。〉
そのうち、一つだけが優勢になる。すべてにおいて優勢になる。
反対に一つは劣勢、すべてが劣勢という場合があります。
(実際にはそれを名前で判断しますが)自分がそのどちらにいるのかを簡単に知る一つのめやすがあります。質問は二択です。
あなたのおじいさん、おばあさんは苦労した一生でしたか?
→もしも苦労の一生でしたら、あなたに伝わる運勢は、強い精神力を持って、世に戦えるように、または賢くなれるように優秀になって裕福な一生を狙うようになります。
あなたのおじいさん、おばあさんが裕福な一生でしたか?
→裕福の一生でしたら、あなたに優秀な頭脳があったとしても、その優秀さとイコールの人生にはなりにくい可能性があります。
運勢の正体
運勢はあなたの実のおじいさまとおばあさまの隔世遺伝と、お父さんお母さまから遺伝した要素が、自分の生き様、すなわち運勢を決めていると考えています。
祖父母代や父母代でマイナスなことが多ければ、あなたをもってプラスに変わります。他方で祖父母代でプラスなことが多ければ、結果としてマイナスという劣勢的な人生も予想されます。
申し上げた通り、この樹門流姓名判断は運勢は遺伝で伝わるとしています。
運勢は遺伝でなっているというのは樹門流占術のみの立場で、他の占いにはありません。
遺伝とは髪の色、骨格などの肉体的な遺伝のことを指しますが、樹門流占術では精神的な遺伝の情報までも父母、さらには祖父母から遺伝していると考えています。
祖父母が、また父母が為しえなかった想いを子や孫に託すかのように、“精神的な遺伝”をもって子孫の性格、そして運勢を形成します。
これを霊的な意味ではない“魂(精神的な遺伝子)”、「先祖の記憶」とも言い換えられます。その記憶とは何れも、生きる上で不都合と感じた悲しみや怒り、後悔などのマイナスの感情の記憶が、結果的に子や孫に伝わるようになっています。
マイナスだったものをプラスしたい想いが子や孫の遺伝子にまで刻まれ、頭脳性、使命、目的、性格、人生、子や孫の運勢を形成します。
その運勢はみなさんの姓と名の名前から判断することができ、運勢が違えば、使命や人生の目的、性質、人生、運勢はすべて異なります。
樹門流姓名判断の「運勢」の定義をもう一度確認します。
- その人の頭脳があって、性格が決まります。
- その性格が人生の選択をし、それらが積み重なったものを運勢と捉えます。
- その運勢の内容は直近の先祖である、祖父母と父母から授かったもの。
あなたの存在性、運勢は、あなただけのオリジナルであり、幸か不幸の名前であるのかはすべては名前によって決まります。
みなさんの運勢観少し変わりましたか。運勢とはこのように解釈しています。
関連記事
二代目樹門幸宰
二代目樹門幸宰
【ホームページで占いたい:魂ゆら占い】https://www.e-tamayura.com/
【占い師の鑑定を受ける:美シク生キル姓名判断】https://www.jumon.co.jp/
※本文の無断転載及び引用等お断りします。
また、感想や答えられる範囲であればご質問もお待ちしております。