いまもニュースで取り上げられる『夫婦別姓』問題。
樹門流占術では最後に付いた名前で人生(運勢)の結果がでます。
「選択式夫婦別姓」であれば、選択をした姓と名が最後の名前になります。
「強制的夫婦別姓」であれば出生時の姓名が最後の名前となりますので、そのお名前を鑑定させていただくことになります。(中華系はこの夫婦別姓のスタイルですね。)
ですので、占術的に姓名判断をする構図は、どちらになってもこれまでと同じやり方です。問題になるとしたら、夫婦が別姓となった後の各方面への影響です。家のまとまりや夫婦、そして子との関係性が焦点になるかと思います。
現状
現時点の法律で事実婚の夫婦生活は、子どもが生まれると親権者は母親になります。そのままでは父親不在になるので、「認知届」を出すことによって、父親の欄に夫の名が記入されます。
子どもが直面する不便さは、法律が改正されデメリットは無くなりつつあるようですが、夫婦が直面する不便さは依然としてあります。
法律上は他人なので、税制上ではパートナーとはみなされません。
一般の夫婦には適用される扶養者控除や配偶者遺産相続などを適用させようと思えば、いちいち夫婦関係を証明しなければいけない作業が出てきます。
かなりめんどくさいですね。
姓の選択
さて、今日の本題となります。
先ほども申し上げたとおり、占術的には夫婦別姓、または同姓であっても最後についた名前で運勢の答えが出るので、最後の姓+名で姓名判断をします。
占術的な姓名判断の上では夫婦が別姓であろうが同姓であろうがその内容はゆるぎません。
名前を占えば、その人の「存在性」はあらわになります。
「存在性」とは、その人の祖父母、父母が衰退代の流れにうまれたのか。
または、祖父母、父母が繁栄代の流れに生まれたのか。
兄弟姉妹の中で何番目の男の子、もしくは女の子に生まれたのか。
家の中であなたが存在する位置があなたの運勢(頭脳、性格、人生)に直結していきます。
この占いでは、その人の“位置”を把握することはとても大切だとしています。その人の存在をあらわにすることが占いの定義だと思います。
『夫婦別姓』になった後の懸念点としては、姓と名を組み合わせた名前で“人生の結果”は成し遂げられますが、そもそも「姓」は運勢の土台であって、「姓」があってはじめて人生の結果を出し切れるようなところがあります。
たとえるなら、短距離走でいうところの踏切板を踏み込む力が「姓」にあたり、踏み込み加減によって、“タイム”は異なります。
もしも家族に子どもがたくさんいた場合、兄弟姉妹がバラバラの姓になった場合の方が家のまとまりは弱いような気がいたします。
“まとまり”とは家の統括力のことです。
この占術にある『家三代の興亡(※)』からすれば、男性(父の権利)の力が無くなると家の統括力がなくなります。
それと同時に、女性の力が強くなっていき、やがて家は終わりを告げます。
これを女系化といいますが、女系化の末にはその家はなくなります。
女系化した家は統括力が弱くなって、やがては家族はてんでばらばらになってしまいます。
現状の同姓の制度であっても、この現象は必ず起こります。
夫婦別姓によって、この女系化のスピードや家の統括力がどう変わるのかは未知数ですが、現状より統括力の衰退は速いような気がするのです。
祖父母や父母、そしてあなたにつながる家の中の興亡です。
名前(姓+名)によってどの代(初代・二代目・三代目)にいるかがわかります。
まず「初代」にあたる男性は能力や体力の面で優勢で、その家を経済的に栄えさせます。
「二代目」は初代(父)が蓄えた経済性を維持し、男性はどこか頼りなく、しっかりとした女性と結ばれます。この時点で女系化がはじまります。
「三代目」となるとこれまで維持してきた経済性は無くなり、男性は劣勢の立場になり、強くたくましい女性と結ばれます。姓がとだえたり、没落するなど、家がつながるかどうかの瀬戸際の代にあたります。
統括力の大切さ
家の統括力が無くなって一家がちりぢりになる例としては、親が健在の時には兄弟姉妹が実家に集まっていたけれど、その親がいなくなると兄弟姉妹が集まらなくなるという現象はまさに統括力が無くなった現象です。
『夫婦別姓』問題は、姓を選択するか、統一するのかで日本の未来は大きく違うものに変わっていくのではないでしょうか。
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